自己愛性人格障害(071) 資格と肩書き

人格障害者ウッキーは虚栄心に満ちているという話を繰り返し書いている。人格障害者は虚栄心に満ちている。翻ってそれはコンプレックスの裏返しなのだが、自分は尊大な人間になりたいと思っているうちに、根拠なく尊大な態度になってしまう。本当は個人クリニックで看護師の下で使い走りをしていたのが、本人は大病院の看護婦長だと吹聴しているのがその一例である。実際は看護師学校の入学すら断られているにも関わらずである。

人格障害者ウッキーは正月に家族でハワイ旅行に行っている。お金を貸して欲しいというから数十万円貸してやった。その豪遊ぶりに他の社員が怪しんだ。「あら、わたし、自分の貯金を崩して行っているのよ~」と釈明したらしい。後からワシに言ってくる。「お金を借りたことは他の人に言わないで欲しい」。嘘で虚栄心を満たす哀れなババアである。

ある時、ワシのところにやってきて、資格をとってきたという。ナントカカントカ主事みたいな、要はお金出して講習を受ければ誰でも取れる民間資格である。看護師の資格を取ろうにも、学校すら入学が許されなかった。ケアマネの試験は何年も連続で落ちている。当初は、試験前になると、「わたしもケアマネ取ろうと思ってるのよ~」と自慢げに吹聴していたが、何度も不合格が続いたので、そのうち、こっそり受験するようになった。後から「実はわたしも受験してたんだけど」と言われると笑えるじゃないか。あの威勢の良さはどこいった。

しかも仕事がら、まわりの他の社員は有資格者ばかりである。本人は非常にコンプレックスだったのだろう。どこから見つけてきたのか、聞いたことのない怪しい民間資格を取ってきた。「この資格を名刺に加えてもらえませんか?」と言い出す。「肩書きうんぬんじゃなく、仕事をちゃんとしてればいいだろ」「う~ん」と不満そうな顔で戻って行った。

山口組三代目組長の名刺を見たことがある。白地に「田岡一雄」と名前だけが書いてある。ヤクザを誇示するような代紋はおろか、組名や役職など一切ない、本当に白地に名前だけのシンプルなものだった。肩書きや資格などは、その人を短時間で判断する材料にはなるが、実際に仕事をするのは人なのである。無免許医が名医たる所以は、本当に腕が悪いと医者としてやっていけないからだ。肩書きや所属、資格などなくとも、本人がしっかりしていれば、名前だけで全てを語れるくらいの人物になれば、そういうものは全く不要なのである。

ちなみにワシの資格といえば、普通運転免許と中型二輪、それに弓道弐段くらい。それでも、何のコンプレックスもない。資格や肩書きでしか自分をアピールできない人間にはなりたくない。

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3 thoughts on “自己愛性人格障害(071) 資格と肩書き

  1. ムカムカ より:

    >肩書きや資格などは、その人を短時間で判断する材料にはなるが、
    その人を短時間で判断する材料・・・
    まさにそういう点に、強くこだわりますよね!
    私の知るA母は、髪型、メイク、服装、愛車、子供の服装など
    流行を意識して、完璧に整えていました。
    一方、台所の流しに、洗っていない食器が少し残っていたのを見られて
    しまった程度のことで
    A母は、いつまでも、クヨクヨと気にしていたりしました。
    そんなこと、ぜんぜん大丈夫だよーと、慰めていた私は、
    今思えばバカでしたよね。
    きっとA母自身が、他人のそういう落ち度を見ると、
    内心で、ひどく軽蔑するという考えだったのでしょう。
    私には、A母から軽蔑される材料が、いっぱいあったのだろうな~と思います。

  2. はじめまして2 より:

    自己愛の人って、誇張でもなんでもなく「長所」が一つも
    無いですよね。
    ただの一つも。
    何人かの犯罪者でさえどこか一点くらい美点がありそうなものですが。
    長所のない人間というものが、この世に存在するんだと本当にビックリ
    したものです。ハイ。

  3. 匿名 より:

    虚言や攻撃や えらそうにするし・・
    でもコンプレックスの裏返し
    もっとフツウでいいのにできない
    何が不安なのか恐怖なのかよくわかりません
    めちゃくちゃ不安定だし安定すれば壊れるのを恐れて自分で壊す。
    自分も廻りも不幸になる。
    美点があったら自己愛じゃないですね。
    おもしろいことに 周りは全部くずで自分は天才だと思ってる
    認められないのは廻りが気がつかないから
    という理論です

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