自己愛性人格障害(059) 同じ言い訳

みなさま、いろいろ貴重なコメントありがとうございます。いただいたコメントの中で、ワシにも思い当たるフシがあるので、
ここで採り上げたいと思う。以下は、元被害者さんのコメントの要訳です。

その女は、いつも私の物を勝手に取ったりします。しばらくして、先生に呼び出されて怒られた時、その女は、私が悪くて自分は我慢していたという流れにしたかったらしい。先生は、その女に「人の物を取ってはいけない」と注意し始めました。すると「取ってない、もらった」と言い出しました。先生が「どっちなの?」と指摘すると「もらった」に完全に変更しました。先生が「じゃあさっきなんで取ったって言ったの?」と聞くと、「怖かったからそう言った」と言いそれ以上の追求をする前に泣き出しました。

この元被害者さんが被害にあった人格障害者は、なんと、この時わずか小学生。実に未来が心配がクソガキだというのが伺える。しかも、わずかこれだけの中に、人格障害のエッセンスが凝縮されており、ワシが被害にあった人格障害者ウッキーに見事な一致を見せているので、ガチだなと感じた。

まず、悪いことや失敗をしても、原因は相手にあり、自分は悪くないという自己保身が第一。次に、指摘されたら、ウソでも何でも、その場しのぎでテキトウに言い訳をする。この例の場合「取ったんじゃなくて、もらった」というのがそれに当たる。

当然、前後に矛盾が生じるので、先生は突っ込む。取ったのか、もらったのか、どっちだ。最初にとったと言ったではないか、と。実にこの先生の詰問は当然の反応だろう。

すると、今度はその場の状況をみて言質をひっくり返す。「もらったんです」。これももちろんウソ。じゃあさっきはなぜ「とった」と言ったのだ?との質問には、「怖かったから」という。とにかく何か正当化する理由を言わなければならないので、質問と答えが一致していないにも関わらず、このように口から出る。この辺は、まるで呼吸のように自然に言い訳が出る。そして最後は、泣いて終わりと。

*****

以上を、人格障害者ウッキーの例でなぞってみよう。人格障害者ウッキーは会社の備品などを盗んでいた。盗んだのみならず、会社の経費で個人的な物を購入したりもしていたのだが、ここでは窃盗のケースを例にとる。

盗みがバレて、人格障害者ウッキーを呼び、その責任を追及すると、 人格障害者ウッキーは「私が反対したのに、稲ちゃんが持っていこうと言った」「私のいないときに、稲ちゃんが盗んだ」。まずは、いつも便利な同僚の稲増のせいにして責任転嫁。明らかに自分がやったのが自明にも関わらず、その場にいない誰かのせいにする。

じゃあ稲増に聞いてみるぞ。身に覚えのない本人はびっくりするんじゃないか? ワシがこう言うと、責任転嫁したことが本人にバレると困る人格障害者ウッキーは、その場は盗んだものを返還に応じるそぶりを見せたものの、その後も次々に横領が発覚。最終的に弁護士を通すことになった。

ところが一転、弁護士には「盗んでいません。もらったものです」と言い出した。おっと!同じ言い訳がここで登場!すげえ!盗んだんじゃなくて、もらったんだと。「くれるって言った!言った!言った!ウッキーッ!」と、最後はウッキーッとなっておしまいと(笑)。

どうよ。人格障害者の言動として、まったく異なる二つの事例が、ものの見事に一致している。両方、共通しているのは、相手が人格障害者であることと、人格障害者の特徴である盗癖が露見したという点である。

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2 thoughts on “自己愛性人格障害(059) 同じ言い訳

  1. 元被害者 より:

    私の覚えている限りだと、その女は泣き始めすぐに両腕で顔を覆い、その後はずっとその格好のままでした。
    そして、泣きながら「いつもいつも、お母さんが○○で働いていると自慢してきて…」と先ほど言い分が通った所に話を戻しました。
    先生はそれに対して、その話はもう済んだこと、今は”取った”のか”もらった”のかを知りたいと言いました。
    その女は何も答えず顔を隠したまま黙っていました。先生は苦笑しながら、イエスかノーで答えられる質問を半ば当てずっぽうに投げかけ始めました。そして、何度目かで「もらったと思ったの?」にその女は黙ってうなずきました。
    先生も面倒くさいと言うのが明らかに表情に出ていて、「でもさっきは取ったって…、もういいや、もらったと思ったのね?」と言いました。
    その女はそのままうなずきました。
    5時間目も終わりかけていたので、早く切り上げなければならないというのもありました。
    先生は、こういうもの(ホッチキス等)は一人一つずつ持ってないと困るもので、二つ持ってても意味がない。だからあげるのはもちろん、もらうのこともいけないという内容でサッサと終わらせました。
    ちなみに、私は「家庭によってそれぞれ事情があり違って当然、優劣などないのだから、よその家をそんな風に言ってはいけない、とても失礼なことだ」と怒られました。
    この時はどうしても納得できず、ズボンを両手で握り締めました。
    それは、その女が言われるべき内容だとしか思えなかったからです。
    少し前のある日、その女が強引に家に来てしまいました。
    そして、母親(午前中のパート)がお茶とお菓子を用意するために席を外した時、その女は「お母さんは、私が、お母さんが○○で働いているって知らないんだよね?私が知ってるってバレたら怒られるよね?」、「クラスの子みんな知ってるって分かったらもっと怒るよね!?」と脅してきました。いつ言い出すか分からず、帰るまで数時間脅し続けました。
    また、私の母親は片づけが苦手で家が散らかっていた訳ですが、そのことを馬鹿にしてきました。
    次の日の朝、私の家が散らかっていたことをクラスの子に嬉々とした表情で話し、最後にみんなの前で、「お母さん、働いてる場合じゃないよ、まず家片付けた方がいいんじゃない?」と楽しげに暴言を吐きました。

  2. せんち より:

    元被害者さんの話は、まさに読んでいて本当にこんなガキいるのだろうか、と思うくらい、
    将来有望な人格障害者なんですね。
    そもそも、被害者の会に参加されるくらいですから、
    よほど強烈な人がまわりにいたんだと思います。
    これは昔の話で、今は接点がないということが救いです。
    子供の頃は、人格障害かどうか別として、
    どうしようもない奴は、ボクの学校にもいました。
    それが、自然に似たもの同士で固まるし、学力で振り分けられたりするので、
    中学、高校で淘汰され、進学に従ってそういう人は少なくなったように思います。
    もちろん、どんな学校であろと、一定の数、どうしようもない奴はいますが。
    >先生も面倒くさいと言うのが明らかに表情に出ていて、
    >「でもさっきは取ったって…、もういいや、もらったと思ったのね?」と言いました。
    そうそう、これです(笑)
    ボクも、人格障害者の言い訳を聞いてて、
    言ったことも言ってない、やったこともやってない、
    それどころか、こっちが言ってないことも言ったと意固地に言い張るので、
    面倒くさくて、あーもういいや、という気分になりました。

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