Home > ブログ > 自己愛性人格障害(407)嘘をつく側が先手有利

自己愛性人格障害(407)嘘をつく側が先手有利

歌手のEPOさんが複雑な家庭環境を抱えていたという記事を読んだ。かなり以前から公表していたらしいが、結構アンテナを張っているつもりのワシ自身はつい最近知った。人格障害被害の大小といえば語弊があるだろうが、深刻度が過ぎると口に出すのも抵抗があるという気持ちはよくわかる。話題に出来る内は、まだその程度だという面もあるのかもしれない。少し長いが引用しよう。

[シンガー・ソングライター EPOさん]
母親からの虐待 急性ストレス障害

『外出の準備をしていたら、玄関のチャイムが鳴った。ドアを開けると母親が立っていた。幼児期から、自分への虐待を重ねてきた手には、包丁が握られていた。母親は真顔で自分に切りつけてきた。なんとか母親を振り切って、タクシーで所属レコード会社に逃げ込んだ。そこに、今度は父親から電話がかかってきた。「そちらの所属アーティスト、EPOの父親だが、娘から自分の妻が暴行を受け、けがをした。警察に連絡すると本人に伝えてくれ」加害者が被害者から暴行されたと、正反対のウソをつく――。』

母親が襲い掛かってくる
娘逃げる
母は娘に襲われたと嘘をつく
父は母の嘘を信じて娘を責める。

全く救いのないシチュエーションであり、人格障害者の被害において極端ではあるものの、ああそうだろうなと思ってしまった。人格障害者は加害者と被害者をひっくり返して嘘をつく。周囲の人はその嘘を信じる。人格障害との間ではよくある事だ。このような正反対の嘘を目の当たりにした瞬間の愕然とする感情、ワシにも経験がある。驚くというより、へ?なんで?と唖然とする感覚なのだ。加害者が被害者にすり替わる。驚くというより愕然とする。へ?なんで?

EPO「それを聞いた瞬間、自分自身が壊れました。過呼吸になり、意識を失っちゃったんです」

平安時代の家屋にはトイレがないそうだ。では当時の人はどうやって用を足していたのか。いろいろ諸説あるものの正確にはわかっていないらしい。食べたら出す、当時の人にとって当然のこと過ぎて改めて記録しておくほどの事でもない「常識」が、記録がないため後世に謎として残っているのである。言わないことは聞こえない。当たり前だが、そういうことだ。これは現代にも通じる論理で、嘘は、言葉にして「つく」から嘘になる。事象における真実はあるがままだから、必要ない限り改めてそれを言葉にはしない。しかし後に、言葉となった嘘が、言葉にしない真実よりも、真実として定着してしまうのだ。これは人格障害の被害の仕組みのキモである。

嘘をつく方は「行動として」嘘をついてアピール。真実側は、当たり前の事だから改めてそれが真実だとアピールなどしない。ゆえに事情を知らない周囲の人たちには嘘ついた側のアピールしか聞こえないのである。しかも人格障害者はご存知の通り、真顔で涙を流して嘘を吐ける特技を持っている。こちら側は人格障害者の嘘を伝え聞いて、初めて、後手で真実をアピールすることになるが、その時点で人格障害者の嘘は定着してしまっていることだろう。そして拡散した全ての嘘を修正することは不可能だと判断せざるをえない。どうしても、嘘をつく側が先手有利なのである。

真実は普遍だから、黙っていてもいずれ本当の事はわかってくれるというのは幻想であり、だからこそ嘘の芽はその都度早期に摘んでおかねばならないと思っている。もっともそれすら対処療法で効果は薄いのだが。嘘をつく側は、自分の悪事を隠し被害者アピール。その悪事に対しての対応に対して被害者アピール。人格障害者が嫌がらせをする。その嫌がらせに対処するこちら側の行為に文句をつけ被害者アピール。もう、どうにもならないが、どうにかしなければならない。

家族が同じ家族の幸福を願っているとは限らない。家族だからこその嫉妬があり、EPOさんの場合は母親が同性である娘に嫉妬し、その成功を邪魔しようとしていた。父は母の嘘を信じて娘を責める。EPOさんは両親の葬儀を欠席した。周囲の人が気遣って知らせなかったそうである。

Posted on 2019-01-15 | Category : ブログ | | 3 Comments »
関連記事

コメント3件

 あいうえお | 2019.01.30 13:07

最近、虐待で小学生の女の子が亡くなってしまったニュースがある。よく、いじめで自殺した学生のニュースもある。
そのたびに教育委員会が謝ったり児童相談所は何していたのかと言われるが、そもそもいじめで自殺に追い込む奴や虐待死させる奴はいわゆる人格障害だろう。

人格障害なんて医者ですら、関わらないしかない、外面が良くターゲット以外には普通の人に見えると言われる存在。んなものを教育委員会や児童相談所がどうしろと?
医者ですら治せない障害を先生が治せるわけない。

 でらせるな | 2019.01.31 8:42

おはようございます

NHKの朝ドラ見てます

今朝のストーリーで、
主人公夫婦のことを悪意に満ちた言い方で
苦労しているさまを楽しげに噂するご婦人方に
主人公と親しい夫婦が一喝するシーンがありました
そして、その件に関して
主人公には何も言わない、という。

このシーンを見て
「主人公に、悪口いってることを教えてやるべきだ」
と考える人が、どのくらいいるだろう?
この脚本が、こういう表現なのは
ふつう、一般的に、
仲のいい人に対する誹謗中傷は
本人じゃなく、吐いてる輩に注意するのが正しいし
そんな連中とは、お付き合いは御免こうむるのが
ごく常識的だろう、という判断のもと
こういう話になったはず

世の中の多くの人は
大抵そう思ってるはずなのに
いざ、こういうことが自分の身に降りかかると
どうだろう?

あいつが君のこと、こう言ってたぜ
けしからんやつだ
きみ、このまま言わせっぱなしでいいのか?と
焚きつける奴の言葉に、うっかり乗っちゃって
バカな連中を楽しませてしまう羽目におちてやしないか

 むっちぃ | 2019.02.03 23:38

私も先日、EPOさんの記事を読みました。お母様との関係に深く傷つき、苦しんでおられたことに驚きました。

本来なら異常な妻の言動を諌めて娘を守るべき父親が、妻の言うことを全て信じて娘を攻撃するなんて…、あまりにも酷い。

人格障害者の嘘に周囲の人が騙されて、罪のない人が犠牲にになるパターン。本当に理不尽です。ネットの自己愛関係のサイトには、『被害者は戦わずに逃げて!』って必ず書いてありますが、家族や職場では逃げられない場合もあります。 逃げられない時の明確な対処法を誰か教えて!!といつも思っています。

Comment





Comment