自己愛性人格障害(405) 麻原彰晃と人格障害者キョショー 「記憶の消去と改竄」

1995年に起きたサリン事件の実行犯は、一人を除き全員死刑になっている。その一人とは林郁夫である。林郁夫は医師でありながら人を殺めた自責の念著しく、自らに不利な証言も進んで行ない事件究明に多大な協力をしたこと、改悛の姿勢が見られたこと、何より遺族をして死刑を望まぬと言わしめ、同じ罪を犯しながら死刑を免れている。林郁夫は慶応大学医学部卒の優秀な医者であった。その医師の立場で林郁夫は証言している。「麻原は人格障害である」と。ワシは素人だが林郁夫は医者である。

漫画家の小林よしのりによる「ゴーマニズム宣言 2nd season」にオウム事件の概要がダイジェストにまとめられている。小林よしのり自身がオウムに命を狙われたという当事者でもあり、深く事件と関わった経験も含め、非常にわかりやすいまとめになっている。オウム事件当時ワシは大学生であった。ワシの友人もサリン事件に遭遇して病院に担ぎ込まれている。30代半ばより若い人にはリアルタイムで事件の記憶がないだろうが、それ以上の世代では人生でこのような大事件を経験することはないと思われる。

2018年7月に麻原彰晃らの死刑が執行された。教祖様の死刑により「事件の動機や全容が不明なまま幕引きとなった」と新聞マスコミの見出しにある。しかし事件の核心は既に明らかになっている。麻原彰晃は自意識と権力欲の塊のような男だった。受験や選挙など挫折を幾度も経験し、その過程において、「自分は悪くない、自分を認めない社会が悪い、そんな世の中に復讐してやると被害妄想に陥った男が起こした典型的な事件に過ぎない。」

麻原彰晃は裁判の場において不規則発言を繰り返し、面会に来た娘たちの前で自慰をし、意味不明な言葉を発するなど、死刑回避を目的として心神喪失状態を詐病した。麻原彰晃が詐病だというのは裁判官はもとより、かつての信者も指摘している。実際に死刑宣告後、拘置所の独房で「なぜなんだ!チクショー!」と大声をあげている。これは心神が正常であり、状況をきちんと認識している証拠である。

それにしても、死刑判決の後に「なぜなんだ!チクショー!」と不満を漏らすということは、自分が犯した罪の意識が全くないということを示唆している。なんで死刑になるかわかっていないのか。自分は死刑になるような事をしていないのに、自分は悪くないのに、自分を死刑にする社会が悪い、本気でそう思っているのだろう。麻原彰晃は被害者意識だけが肥大化し「なぜなんだ!チクショー!」である。

そして、ワシが人格障害者キョショウを批判した時、奴は「なんで批判されるかわからない!」と麻原彰晃と同じセリフを吐いている。自分は批判されるような事をしていないのに、自分は悪くない、自分を叩く相手が悪い、本気でそう思っているのだろう。人格障害者キョショーは被害者意識だけが肥大化し「なんで批判されるかわからない!」である。

不思議な事に、この二人とも、自分のしたことが記憶から都合良く消えてしまっているのかのようだ。原因となった自分の言動を棚に上げて、死刑になる、批判される、それだけで被害者の意識になっている。この二人に反省という言葉はなく、自分が常に正しく、自分は批判されるべき人間ではない、自分を認めない自分以外が間違っているという、ワシは異常な自己愛を感じるのである。

人格障害者に嫌がらせや悪口を指摘しても「何もしてません」「何も言ってません」とシラを切られる経験は多々あると思うが、麻原彰晃のように殺人を指示したり、電車でサリンを撒くという人類史上初のテロを部下にやらせておきながら、死刑判決に対し「なぜなんだ!」と理由がわからないというのだから驚く。人格障害者キョショウも誹謗中傷を繰り返し、ワシの事をキチガイだビョーキだ狂ってるなどと書き連ね、ネット上のみならずリアルで嫌がらせやストーカーまでしておきながら、なんで批判されるかわからないと言うのである。人格障害者の記憶の消去や改竄の凄まじさを垣間見た感じである。

麻原彰晃「なぜなんだ!チクショー!」
人格障害者キョショウ「なんで批判されるかわからない!」

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