自己愛性人格障害(402)励ますつもりで言ったのだが

今回も、是非皆さんの意見を募りたい。

もう随分昔の話になるが、高橋ジョージと三船美佳の離婚裁判の際に、モラハラが遡上にあがった。三船美佳はモラハラを主張し、高橋ジョージは「それはない」と否定。双方の意見が正反対であった。モラハラの定義はぼんやりとしていて、結局は二人の間に愛情があるかないかだと思う。関係の悪い親子関係において「あのババア」と言えば悪口になるし、ビートたけしが母親の葬儀の後、囲み会見で記者のマイクの前で「あのババアとうとう逝きやがった」と言ったのは、そこに深い愛情に裏打ちされた照れ隠しが感じられる。この言葉、あの言葉がモラハラに相当するというものではなく、そこに愛情があるかどうか、双方にそれを受け入れる信頼関係があるかどうか、そこがモラハラかどうかの分岐点。

清原和博が覚醒剤で逮捕された時、重度の糖尿病を患っており、薬物治療と平行して糖尿病治療も必要だと報じられた。逮捕後に公表された血糖値は通常の人間だったら死に至る程高く、もしかしたら足を切断しなければならないかもしれないと一部報道にあった。既に引退していたとはいえ、スポーツ選手にとって足の切断は心を失うくらいのショックだろう。幸いにも現在まだそうならずに済んでいるが、糖尿病の治療は今後も続いており予断を許さない。

ワシが小さい頃、お祭りなんかに行くと四肢欠損した傷痍軍人が軍歌を流して募金を求めている姿をよく見かけたものだが、水木しげるもまた戦争で片腕を失くしている。利き腕とは逆とはいえ漫画家にとって腕を一本失くしたのである。しかし水木しげるはその障害をハンデとせず、残った利き腕で漫画を描き続け一流の仕事を成し遂げている。本人のインタビューでも、非常に大らかな性格で、自身の障害のことを気にしていることはなく、その生き方は理想のひとつとして捉えられている。

清原が糖尿病で将来、仮に足を切断することになろうとも、心の持ちようによって、それがハンデとならない事は水木しげるが証明している。それでなくとも身体に障害があろうとも、一流の仕事を残した人は数多くいる。だから清原には希望を持って治療に当たって欲しいし、仮に足を切断することになろうとも、希望を失わずそれを受け入れてその後の人生を充実したものにして欲しいと思う。障害がハンデになるかどうかは、本人の心の持ちようで決まるのだから。

*****

上記の話は、実際に「清原」に対し励ます意図でワシがかけた言葉である。
しかし、ワシとお互い深い信頼関係にある間柄にある「清原」の娘さんが、
ワシのこの言葉に対しては不快だと言う。
どこが間違っているのかマジでサッパリわからないのだが、
皆さんはどう感じるだろうか?

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16 thoughts on “自己愛性人格障害(402)励ますつもりで言ったのだが

  1. クソボダ粘着被害者 より:

    ボダサイコには上から目線で嫌み言われてると取るようです
    これは同じケースありましたので。
    内蔵疾患で闘病してるボダにそんなニュアンスで励ましたら上から目線でうぜぇーとか文句言いふらされました
    奴等は自分の不幸には敏感で人の不幸は蜜の味で大好きです
    なので一切無関心で関わらない‼
    ボダは不幸自慢しますけどね。
    クソボダ

  2. より:

    私が清原さんの家族だったら、やはり嫌だと思います。
    このようなことは清原さんの関係者に言うべきではありません。
    ハラスメントと思われても仕方がありません。
    失礼ながら、感性がおかしくなっていると思います。

  3. せんち より:

    *** 智さん
    コメントありがとうございます。
    シチュエーションとしては、お互い信頼関係にある間柄です。
    そして当たり前ですが、ワシに全くの悪意はありません。
    むしろ励ますつもりで水木しげるの例を挙げました。
    場合によってはワシも配慮足らずを謝罪せねばなりません。
    もう少し、詳しく話を聞かせてもらえないでしょうか。

  4. mon より:

    せんちさんが健康で人生が順調そうに見えるので、【ブログを読む限りです。】あまり挫折を味わっているときにそういった人に
    何か言ってほしくないかな、とは思います。乙武さんのような五体不満足な人に俺よりましだろ、ハハハ、と笑い飛ばされるのとは
    まったく同じことを言われても聞こえ方が違うかと思います。

  5. でらせるな より:

    娘さんは、お父さんが心の弱い人なのを
    誰よりも知ってるんでしょうね。
    「うちの父ちゃんは、水木しげるじゃないし。」って。
    メンタルが強けりゃ薬に手なんか出さないよ、って。
    私は清原さんのこと、よく知らないから
    あんまりエラそうに言えませんが。
    ここで、さらに
    「いやいや、そんな事はないよ
    あれほど野球で成功した男だもの。
    本気だせば、かならず乗り越えられるって。
    もっとお父さんのことを信じてあげなさい」
    などと言われようもんなら
    マジギレされるかも。
    信頼関係にあればあるほど
    悪意のない、強い励ましの言葉って
    疲れている心にはダメージを与えるものでは?
    これが親しくもないヤツの吐いた言葉なら
    「きれいごとホザきやがって。
    正論振りかざしてんじゃねぇよ
    ひとごとだと思って」と一蹴できるが
    そうじゃないからこそ、辛いんじゃないかな
    うつ病の人をつかまえて
    「大丈夫だよ、君ならきっとやれるから。
    キミよりも、もっと大変な状態でも
    前向きに頑張ってる人はたくさんいるんだ。
    応援してるからがんばれ!」なんて言えば
    よけい追い詰めるように。
    もし、家族だったら絶対言ってはならないセリフです
    一番理解して欲しい人が
    実は何にも分かっちゃいないって現実は
    絶望的ですから。
    とりあえず言葉は必要ないから、寄り添ってあげて。

  6. とと より:

    励ましは難しいです。
    良かれと思ってかけた言葉が本人には辛く感じる……
    それは、かけた本人が同じ立場を経験していない時にあると思います。
    息子が中学3年の時から不登校になりました。
    同じ経験をされたお母さんから「大丈夫よ!」と声をかけられた時は
    自分の気持ちも「大丈夫!」と思えましたが、
    いろいろ不登校の勉強はされてますがご自分のお子さんはなんの問題もなく立派に育ってるという方から「大丈夫よ!」と言われたら
    あなたに何がわかる!?と腹が立ちました。
    これは他のお母さんも同じ事を言います。
    せんちさんは腕や足を無くしていないのに、「心の持ちよう」の一言で片付けて、無くした者の気持ちの何が分かるのでしょうか?
    娘さんが不快なのはその点だと思います。
    悪意がないのはよく分かります。
    励まそうと一生懸命なのも分かります。
    でも辛い思いをしている人にまず必要なのは共感です。
    このブログでたくさんの人が救われている!
    何故かと言うと、せんちさんをはじめ、コメントを寄せる方々が同じ体験をしてその辛さが分かっているからです。
    そして皆がその辛さに共感しているからこそ、「大丈夫」の言葉が生きるのです。
    娘さんに話された言葉には、共感がなかったのではないでしょうか?
    まずは「そうだね、辛いよね。」と言ってあげてください。

  7. きびなご より:

    うーん、難しいですね。
    確かに内容は正論ですよね。すっと頭に入ってきます。
    ただ気になるのは、清原さんの事を勝手に心配して言ってないかなーってとこです。
    娘さんが清原さんを心配して、せんちさんに直接そう言う相談して来たなら、まだ分かるかなーと思います。
    ただ、マスコミの報道からのこの発言だと気分を害するかもしれないですね。
    一つは娘さんは清原さんの心配をして欲しくない可能性があるかなぁ
    また仮説で足を切る可能性まで言及する必要はないかなぁと思います。さらに足を切って障害を持ってもいい人生を遅れる。
    これは家族からしたらちょっと残酷な話だなぁと言う印象ですかね。
    糖尿から障害者、そこからの生き方。
    心配が先回りしすぎてる気がします。あまり優しさは感じないかなぁ。

  8. クソボダ粘着被害者 より:

    暴飲暴食しまくって体壊して構ってちゃんで不幸自慢してたクソボダなので自業自得
    食生活改善しないとって言っても上から目線でうぜぇー?
    それなら不幸自慢ばかり言うな!
    わざわざ不幸自慢するから鬱陶しい。

  9. まいまいず より:

    こんにちは。
    実際に手足を失って頑張っている人に、自分から意見を聞いた時に、こういう話をされたら受け入れやすいと思うんですが…。
    そうでない立場の人から言われたら「あなたに何がわかるの、実際に経験したわけでもないのに」と腹が立つかもしれません。今回だと「足を切るなんてたいしたことないよ」と軽く言われてるように感じるかも。いくら説明しても、そのへんは相手の感じ方次第。
    言っている内容は客観的に正しくても、言う人と言われる人の関係性によっては癇に障るっていう場合はあります。(あなたの立場で、それを言う?みたいな)

  10. ドラミ より:

    娘さんと同じく、私も不快です。
    清原さんは足を切断するかもしれない程の病気と闘っている最中ですが、病気が快方へ向かう可能性もあるのでは無いですか?
    なのに、せんちさんは切断ありきでお話されているように感じます。
    さらに、足を切断したとしても…「気の持ちよう」とは清原さんの感情を逆なでしていると思います。

  11. せんち より:

    皆さん、アドバイスありがとうございます。
    文中の「清原の娘」に例えたのは、ワシの嫁さんのことです。
    「清原」は嫁さん側の身内になります。
    ここはひとつ、ワシの配慮が足りなかったと嫁さんに謝ります。

  12. バモ より:

    せんちさん、こんばんは。
    私はすっと言葉がそのまま胸に入って、
    せんちさんは優しいなあとおもいました。
    清原、大学病院の小児病棟のこどもたち励ましてくれてユニフォームが病院に展示されてたのに。
    今はもうない。
    でも、あの輝かしかった、夢を与えてくれた清原は確かにいたんです。
    もう一度立ち上がってほしい。
    祖母が糖尿病で両目失明、足も立てなくなっていました。
    でも、遊びに行くと、指をパーで測りながらポットの位置と口を確かめ、
    急須にお茶を淹れてくれました。
    朝のラジオの浜村淳さんがすきで、
    「浜村さんがこう言ってなはったよ」と教えてくれた。
    自分の体の不自由なことは言わず、
    いつも私の心配をしたり悩みを聞いてくれた。
    母も、ウッキーさんと同じぐらい足が不自由だったけど、
    人の悪口を言わず障害手帳ももらわず、
    苦労の人生なのに、優しすぎる人でした。
    なので、水木しげるさんの例も素直に、ほんとだなあと思いました。
    でも、言葉にして励ますのは難しいですね。
    心の底で相手を想い寄り添う、行って話を聞く…
    でも、言葉を聞きたいときもあります。
    ひとことでもいい、希望を持てる言葉が。
    相手が求めてきた時に、日頃からの想いが無ければ出てきません。
    せんちさんが心から想っての言葉とわかります。

  13. チョビ より:

    治るかもしれないし、悪化するかもしれないけれど、たぶん悪化するでしょうねという、クロ寄りの灰色の伝え方になっていると思います。
    奥さんも薄々というか、クロなのは感じていたとしても、信頼関係のある人からでも、自分以外の他人にクロだと言われるのは受け付けにくいのかもしれないですね。
    また、悪化した場合に、色々な心配事があるのかもしれないと思います。
    うちの父も糖尿病で、おそらく自己愛というか、承認欲求が強い人なのですが、今は畑作業で外出して、体を動かしてますが、もし、悪化して、自宅で介護が必要で、距離が近くなると考えると、ちょっと嫌です…。
    後は、単純に、健常な人からすると、四肢欠損が未知でグロテスクに感じて不快に感じたのかもしれないです。
    余談ですが、自己愛の男性って、後天的な糖尿病の方が多い気がします。。。
    私が出会った人で5人中3人が糖尿病でした。

  14. ガジュー より:

    以前から読ませていただいている者ですが、今回の記事も今までの記事も胸に刺さる思いでした。
    が、ちょっと奥様の情報流しすぎじゃないでしょうか!?
    ストーカー被害に遭っている状態でこれは危険なのではと心配しています…

  15. せんち より:

    *** ガジューさん
    すみません。ワシ少し配慮が足りんですね。
    今後注意します。
    ありがとうございます。

  16. でらせるな より:

    おはようございます
    フェイスブックの「過去の今日」の思い出ってヤツを見た
    2012年の今日起こった事柄は
    今にして思えば、まさに自己愛が
    その取り巻きに虚偽の話を吹き込んで
    被害者を装って私と上司を陥れようとする内容でした
    当時はただ単に、なんか納得いかない
    頭にくる思い出にすぎなかったんだが
    今見たら、逆に面白い
    うっほほー、これこれこれ。ってかんじ
    自己愛のお手本教科書でした
    6年も闘い続けているんだな…長いよな…

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