自己愛性人格障害(358) 人格障害者による嫌がらせ その2

前回の続きである。
人格障害者は単に相手に対し悪感情を持つのみならず、具体的な行動で積極的な嫌がらせを行なう。その嫌がらせというのも本人にしかわからないように巧妙に行ない、周囲には人格障害者の顔を見せないため、嫌がらせを受けた本人が周囲に訴えても中々信じてもらえないのみならず、「そんなことするはずがない」というふうに、訴えた本人が悪いとすら言われてしまう。本来プロであるカウンセラーでさえトンチンカンな事を言っている例を前回紹介した。このブログを読んでいる人たちは、私も含めいろいろ人格障害について他のブログや記事も数多く読んでいると思うが、その中に精神科医でさえ人格障害に毒され(騙される)、匙を投げるという記述を読んだ事はないだろうか。人格障害者だと気付いたらプロでも対応は困難であり、結論として逃げるしかないという根拠のひとつである。

【3】人格障害者は嫌がらせを認めない
自分の非を嘘をついてでも認めないのが人格障害者であるが、嫌がらせも証拠が残っていないのを幸いに、指摘されても「やってない」と言い張る。まして周囲の人が「そんなことするはずない」「気のせい」「考え過ぎ」「被害妄想ではないか」と信じない事に便乗して「何もやってない」「疑われた自分こそ被害者」という主張をする。前回紹介したツイッターの方は、息子さんが訴えた父親の言動を本人は「覚えがない」とカウンセラーに言っている。

少し前に伊藤詩織さんがレイプ被害を実名で公表して話題となった。真実はわからないが、事件の性質上、第三者が介入していない場での出来事なので、男性は嘘でも否定出来るし、女性は嘘でもデッチあげられる。そして裁判は勿論の事、周囲に理解を求める時に何らかの証拠がないと信じてもらえない。「ない」ことは悪魔の証明である。つまり「ある」ことを証明できなければ、性善説に依拠して「ない」ことになってしまう。人格障害者はこの点を利用して「やってない」と嘘をつくのである。

【4】それでも嫌がらせを繰り返す
嫌がらせを指摘しても人格障害者どもはけして認める事はしない、「何もやってない」と嘘をつくと書いた。この後の行動は二通りある。ひとつは、証拠がない場合、そのまま同じ嫌がらせを継続する。何故なら指摘によってその嫌がらせを止めると、それが嫌がらせであると自分で認めることになるからである。もうひとつは、指摘された嫌がらせを継続するわけにいかなくなると、別の嫌がらせを始める。よくまあ次々に細かい嫌がらせを考え付くものだと思うが、指摘されて反省するはずもなく、新たに別の嫌がらせに移行するのである。だから人格障害者からは逃げるしかない。

(続く)

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2 thoughts on “自己愛性人格障害(358) 人格障害者による嫌がらせ その2

  1. 匿名 より:

    前職で先輩の嫌がらせに耐え兼ね、退職しました。
    退職が決まった瞬間からの先輩の態度の激変には恐怖さえ感じましたが、ブログを拝見しておりますと、いろいろ見えてくることがあり、とてもすがすがしい気持ちになれました。
    先輩も自己愛性人格障害だったんだな…と。わたし、その前の新入社員、その前の…何人の人が辞めていったかわかりませんが、社長や上司や同僚は「とっつきにくいかも知れへんけど、あの人はほんまはエエ人やから」の繰り返しで、実態を知りません。

  2. せんち より:

    「とっつきにくいかも知れへんけど、あの人はほんまはエエ人やから」
    おう、ワシも言われましたよ。
    「リアルサイコよっしーは本当は会ったらエエ奴なんだよ」
    エエ奴かどうかは知らん。興味もない。
    やってる事がクズだから、その行為を批判してるだけだ。

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