自己愛性人格障害(048) 採用面接

会社を潰すのに自己愛性人格障害者ひとりいれば足りる。私に任せて!と口で言ってる割に、仕事にやる気がない。給料もらって自分の立場が保守できればそれでよいという考えだ。人格障害者ウッキーは毎日、定時で帰って、横浜のライブハウスに毎日遊びに行っていた。そのライブハウスの店員が言う。「人格障害者ウッキーさん、皆勤賞で来てましたよ」。会社から横浜までゆうに往復3時間はかかる。それを皆勤賞だと。そりゃあ定時できっちり帰らないとな。社長のワシが働いて、人格障害者ウッキーの遊ぶ金を稼いでいたと思うと腹立つわ。

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ワシの会社では、人材募集を頻繁に行っていた。ある時、人格障害者ウッキーが友人の娘さんを連れてきた。「この人、私の親友のお嬢さんなの!資格も持ってるし大丈夫よ!」。ところが人格障害者ウッキーが無資格なのに対し、その娘は有資格者であったこと、さらに年齢が若い事もあって、人格障害者ウッキーの言動に我慢が出来ず、つい反論してしまう。人格障害者ウッキーもウッキーッ!となって、足をクネクネさせながら近寄って来て「彼女を辞めさせよう」と言ってきた。「資格持ってるのに、全然使えないわ~」。ちなみに、自分から誘っておいて辞めさせたということで、この子の母親が人格障害者ウッキーに怒って連絡をしてきた。「あ~これでまた友達が減った」と人格障害者は独り言。

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ある時、人格障害者ウッキーが元職場で一緒だったという女性を連れてきた。「この人、前の職場で一緒で、経験はないけど、准看の資格持ってるし~」。ところが、この女性も、人格障害者ウッキーのやり方が納得いかず、社員全員の前でキレて人格障害者ウッキーに大声で文句を言って辞めた。

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ある時、同業他社の管理者が退職して仕事を探してるというので、かつて面識があったという人格障害者ウッキーがその人を連れてきた。「どういう人なの?良い人か?」とボクが尋ねると、「ええ、前に会った時にすごい良い人で、話も弾んで~」。ところが実際に面接すると、何やらワケありのようで、どうも離婚を考えているようだった。それを耳にした人格障害者ウッキーは、自分の出番とばかりに自分の話を始めた。「うんうん、アナタと話してね、何かあるって、もうすぐわかったわよ。実は、私も離婚してるのよ~。大丈夫、一緒に頑張りましょうね~」と、涙ぐむその人の肩を叩いて人格障害者ウッキーもウソ泣き。

さて、採用したはいいが、この人は、これがまた全く仕事が出来ない人だった。旦那が大病院二代目という優雅な生活から、女性ひとりでの稼ぎでの生活に耐えられず、結局退職して旦那とやり直すということで、仕事を中途半端に放って退職してしまった。また足をクネクネさせながらボクの机に近寄ってくる。「だから私は最初から採用に反対したのよ~」。「あれ?オマエ、面識あって良い人だって言ってたじゃないか」とボクも驚く。「一回会っただけで、どういう人か良くしらなかったわ」

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ある時、人格障害者ウッキーが面接をして、ひとり採用することになった。業界経験者で知識もある人で、人格障害者ウッキーはえらく気に入ったようだった。「もう~話が合っちゃって、面接終わったあとも、2時間も話し込んじゃったわよ~。社長がダメって言っても、私がオッケーするから!!」。ワシとしては、そこまで言うならと採用した。ところが、なまじ仕事が出来るだけに、人格障害者ウッキーの怠慢な仕事ぶりが、とても尊敬に値する上司に映らなかったようだ。しばらくすると、完全に人格障害者ウッキーのことを軽んじて影でバカにしていた。

ところが本音というのは恐ろしいもので、ミーティングの時に社員全員の前で、いつものように人格障害者ウッキーからかうようなことを、本人の前で言ってしまった。みんなの前でバカにされた人格障害者ウッキーはウッキーッ!! 結局「(人格障害者ウッキーがちゃんと働けば)私がいなくても、この人数で大丈夫ですよ」こう言い残して退職してしまった。人格障害者ウッキーは悔しくて仕方ない。足をクネクネさせながら、みんなに聞こえるように、「あの人とは最初から合わなかったのよ~。もう、すぐわかったわ。」

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一度や二度ならば、相手にも原因があるかもしれない。しかし、採用する人、採用する人、このように人格障害者ウッキーと揉めて退職する。しかも採用時に言ったことが綺麗さっぱり記憶から消えて、さも最初からわかってたかのように上書きされている。これは典型的な自己愛性人格障害の特徴である。これでは、どちらに原因があるかは自明であろう。足をクネクネさせながら、「だって、来る人、来る人、みんな良い人来ないんだもん~」

自己愛性人格障害者はある意味では幸福な人種かもしれない。一片も自分に否があるという考えがないし、他の人に責任をなすりつけ、まったく良心の呵責を感じずに、自信たっぷりに生きている。

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One thought on “自己愛性人格障害(048) 採用面接

  1. 蘭丸 より:

    >「あれ?オマエ、面識あって良い人だって言ってたじゃないか」とボクも驚く。
    ワタシのフラッシュバックなんですけどね。
    スラムダンクっていう漫画で、主人公桜木花道君が、三井君というワルが率いるヤンキーたちと喧嘩になって、喧嘩中に桜木君が怒りに任せてモップを折ったのだけれど、桜木君、喧嘩の終盤にリーダー三井君を成敗する時に、「これは折れたモップの分」だって言って三井君をひっぱたくんです。
    そのときの三井君の
    「モップはお前が――――――――」って台詞。
    人格障害が決定し実行し失敗した後で知らんフリする(責任逃れですよねー)時、必ず私の頭の中にこのシーンが浮かぶのです。
    連投、失礼しました。
    面白くてついつい書き込んでしまいます。

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