自己愛性人格障害(349)動機と目的 その4

仮面ライダーやゴレンジャーのような戦隊ヒーローに憧れた、ワシは田舎のごく普通の少年だった。少し前に大人をターゲットとした、10万円以上するライダーベルトのオモチャが大ヒットしているというニュースがあったが、気持ちはよくわかる。パーマンセットならワシも欲しい。これら戦隊ヒーロー番組の悪役が言う。「ふはははは。世界を征服してやる」「地球征服だー」。あの頃は特に何も考えていなかったが、今思えば、世界征服って、具体的に悪役の皆さんは、どういう状態を望んでいるのだろうかと思う。一体何がしたいのだろう。

その1で書いた「エスター」は、周囲にトラブルを引き起こし、殺人も平気で行なう。同級生を滑り台から突き落とし怪我をさせる。目撃した人がエスターの仕業だと証言。「あなたが突き落としたの?」「ううん、そんなことしてないわ。自分で滑ったんじゃない?」と嘘をつく。この映画を撮影した監督も人格障害者の心理を理解していて、夫婦喧嘩のシーン、小屋が燃えて息子ダニエルが死にそうになるシーン、母が大切にしていた花を抜いて渡すシーン、それぞれの嫌がらせの場面でエスターが満足気にニヤリとする表情を挿入している。養子に迎え入れられて、そのままの状態なら幸福に暮らせるはずなのに、まるでそれを自分から壊すかのように問題を起こしていく。エスターは、一体どういう状態を望んでいるのだろう。一体何がしたいのだろう。

その2で書いた「人格障害者キョショウ」は、自分の異常な言動を指摘され批判されたことを受けて、反論も出来ず非を認める事も出来ず、異常な嫌がらせに舵を切った。言論でかなわないと嫌がらせ。この発想の飛躍がサイコパスである。もちろん議論の内容と一連の嫌がらせとには関連性が一切ない。自分の思い通りにならないと発狂して暴れ出す奴がいるが、こんな奴とはまともに話が出来ない。しかし本人は「僕は何もしてないのに、なんで叩かれるかわからない」と嘘をつく。嫌がらせをしている時の人格障害者キョショウがどんな表情をしているのかわからないが、しかしコイツはエスターと同じ種類の人間であり想像出来よう。それにしても嫌がらせをしたところで人格障害者キョショウには何の得もない。人格障害者キョショウは、どういう状態を望んでいるのだろう。一体何がしたいのだろう。

人格障害の特徴において、その人物の周囲でおかしなことが次々と起きる。その人物さえいなければ何事もないのに、その人物を起点としておかしな出来事が続く。事件のあるところ、常にエスターがいる。一度や二度ならたまたまかもしれない。しかし三度目となると、それは偶然ではない。原因はエスターにあると考えるのは当然の事である。ワシの友人たちの間では、ワシを含め、人格障害者キョショウの被害妄想で冤罪で犯人扱いされた人が何人もいる。奴に冤罪をふっかけられた人がこれだけ何人もいれば、これは偶然ではなく、原因は人格障害者キョショーにあると考えるのは当然の事である。これがワシも提唱する人格障害を見分ける「三回ルール」の根拠である。

世の中には理解出来ないマニアックな嗜好を持つ人がいる。2005年に起きた「自殺サイト殺人事件」では、犯人の男は、相手が苦しむ姿を見て興奮するという異常な性癖を持っていた。「男でも女でも、口をふさいで苦しむ姿に性的興奮を覚えた。苦しむ顔が見たかった」。さらに加えると、犯人は幼少の頃、郵便局員のかぶった白いヘルメットに性的興奮を覚えてから、白いソックスに異常な執着を見せ、殺害する際は相手に白いソックスを履かせていた。普通の人には理解出来ないだろうが、世の中には、相手が苦しむ姿に性的興奮を覚える異常な性癖の持ち主がいるということだ。殺人にまで及ぶと事件になるが、事件化していないレベルで同様の趣向を持ち類似の事をしている人たちは多いのではないか。

この項のポイントは以下の通り。
■人格障害者どもが嫌がらせやトラブルを起こす目的は何か?
■白いソックスに興奮するなど、常人には理解できない異常な嗜好を持つ人たちがいる。

■中には他人が苦しむのを見て喜ぶ人たちがいる。性的興奮すら覚える人たちがいる。

(続く)

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11 thoughts on “自己愛性人格障害(349)動機と目的 その4

  1. 鳳仙花 より:

    少し前まで趣味のグループで一緒だった自己愛は、タゲに嫌がらせする理由を
    「楽しいから」
    って言ってましたよ。
    取り巻きがいて、タゲがいる時の方が精神が安定していて調子に乗ってペラペラ喋ってくれるので、
    聞きたい事はこういう時期に聞くのが一番だと思います。
    幼児が箸を転がして、転がった転がった~ってキャッキャしてるのと同じで、
    小難しい事は考えちゃいないし、考える能力も無いと思います。
    <蛇足>
    この自己愛はグループ内でも違和感を感じられてきていたので、タゲに“モラハラ資料”さんの
    フレメニーの項目見せたらタゲがパワーアップ。
    自己愛はもう顔を出さなくなりましたとさ。

  2. でらせるな より:

    羽生選手の活躍を、自分のことのように
    大喜びするファンのみなさん。
    かたや、成功をおさめた人の粗探しをして
    「でも、コイツ実はこんな面もあるんだぜ」と
    ゴシップネタで引きずり降ろそうとやっきになるアンチもいるでしょう。
    昔、私がヤワラちゃんが素晴らしい、尊敬すると言ったら
    自己愛は、ヤワラの家族に至るまでコキおろしていたが
    本当かどうか知らんけど、家族のことまで
    コイツよぅ知っとるなー、好きと同じくらい
    嫌いだと、相手の何から何まで調べつくさないと
    気が済まないのか?と当時思いました。
    私は柔道家としての彼女を尊敬すると言ったまでで
    それ以外のことには興味なかったんですが。
    アスリートをはじめ、成功を収めている人は
    それなりの犠牲を払って精進したわけでしょ?
    その努力が報いられるとは限らないし
    結局最後は自分との闘いという所に行き着くわけで
    といことは無人島で、たった一人で生き抜いてきた
    ロビンソンなんちゃらの如く、他者の賞賛を得るか
    否かは、副産物でしかないわけですけど
    自己愛は、副産物である他者からの賞賛のみに価値を見出してるみたい。
    自分は、これっぽっちも精進しないくせに(笑
    人の好き嫌いは、千差万別だけど
    「コイツのこと、好きではないんだが評価はする」
    って感情は健全だと思ってます。

  3. ほんとに自己愛面の論理って同じ より:

    サイコ自己愛が犯行が明るみになり開き直った時に言い放った理由は「楽しいから」「退屈だから」やって何が悪いでしたね。
    「自分が黒幕であることがバレなければ(バレても遊びの延長だから)悪いこと疎ましいことと思っていない」というのが根底にあるから平気でする。
    遊びの延長、ゲーム感覚でやっていたから、騒動の現場をよく知っている監視者気取りで自分のTwitterや現場とは違う場で、それらをネタに自分の高潔さを誇示する発言やネタバレを臭わせるようなへらついた発言を繰り返していたそう。
    消防士になったのに大きな火災もなく自分が活躍できるヒーローになれる場面がないからと、自ら放火して真っ先に駆けつけるということを繰り返していたサイコパス放火魔が世を騒がせたことがあるが、それに近い行動原理だと思う。
    サイコ自己愛は私に絡み始める前から、ちょっとしたトラブルに首を突っ込んで炎上させたり、わざわざトラブルや事件を起こしてその渦中で立ち回る主人公・ヒーローになって自己顕示欲を誇示していたことから、それが抑えられないんでしょう。
    第三者を装い誹謗中傷で炎上を煽り、争っている互いの当事者になりすまし場を拗らせ、頃合いを見てそこに颯爽と自己愛が降臨して正論で場を収めた功労者を気取ることが通例だったようです。
    それに失敗したりサイコ自己愛が真の黒幕、真の悪であることがバレて火が移ると、今度は被害者面をして陰謀にはめられたヒーロー、理不尽に立ち向かうヒーローを気取るというのがいつものパターンだったそうです。
    ネット上の多くの自己愛連中は標的がいかに悪いヤツか、この世から排除しなければならない絶対悪かを書き立て、キチガイが標的を攻撃・襲撃するように仕向けます。
    露骨な攻撃性はないもののサイコよっしーの狙いは、せんちさんの個人情報をばら撒くことによってキチガイがイジメの標的に選び、襲撃事件が起きるように煽ったという手口でしょう。
    標的が襲撃されたり被害に遭う事件に発展したところで、自己愛が「ほれみたことか、アイツはこんな悪いヤツだから襲撃されたんだ俺は正しかったんだ」と自己正義を誇示するまでが一つの行動テンプレートでしょうか。
    自己顕示欲も満たしたい自己愛にとっては正義面しながら、攻撃者と被害者を両方見下して批判でき自己を誇示できるオイシイネタになるんでしょう。
    スマイリーキクチ事件というのがありましたが、「煽りを行った主犯格」というのがおらず有象無象のスタンドアローンの犯行と一般的にはなっているようですが。
    私に嫌がらせを続けるサイコ自己愛から察するに騒動を焚き付け煽った主犯格が存在し、その存在が表にならないほど狡猾で未だを持ってほくそ笑んで犯行を重ねているとしか思えません。
    そして他にも同様の被害者を次々と生み出しているのではと思えてならない。
    最近の学校内のイジメも巧妙になって、ジャイアンのような存在や不良連中を焚き付けて、それらがイジメを行うのを見てほくそ笑むイジメの主犯格の存在というパターンも多いと聞きます。

  4. ことりん より:

    そうなんです…
    この「ニヤリ」が何とも恐ろしくて、気味が悪いのです。
    私の悪口を他の人に言いながら(たぶん)私のほうを見てニヤリとするその表情が、頭から離れず、何度も頭に蘇ってきて、鳥肌がたちます。
    私の服装の真似をした彼女が、私のほうを見てニヤリとする。
    私の仕草を真似ながら、ニヤリして私を見る。
    恐ろしかったです。
    なんで、取り巻きはこの気味悪さに気付かないのでしょう。

  5. でらせるな より:

    ことりんさんの投稿を見て
    「ルームメイト」を思い出しました
    ブリジット フォンダと ジェニファー ジェイソン リー という女優の出ている映画です。
    興味あったら見て。

  6. ことりん より:

    でらせるなさん
    ご紹介ありがとうございます
    実は、以前見たことがあります
    見たことがあり、気付くことができました
    まさか、自分の身にふりかかるとは思ってもいず、認めるのに時間がかかりました
    まるで、自己愛(女性です)が私であるかのように振る舞い(本当です)表情やくせ、喋り方、服装などがどんどん真似されていくのは恐怖以外の何物でもありませんでした
    周りの人には私が異常者で真似をしている、人格障害だという話を振りまき、私は職場を追われることになりました
    周りの信頼も次々と失っていったようで、最後は自己愛ではなく、取り巻きにひどい言われ方をされるままに、孤立させられ、辞表を出すまでになってしまいました
    今も、自己愛のニヤリにが蘇るたびに、恐ろしくて、悔しくて鳥肌がたってきます、許せない思いでいます

  7. yome より:

    最近〝自己愛性人格障害の闇〝というブログを知りました
    ここに来る人からすれば、すでに話尽くされた内容と思いますが
    淡々と分析されているので、加害者、被害者両方が読めるものです
    その方も自己愛の人に自己愛を説明しても理解できないと言われていますが、本当に理解できないかどうか是非読んで欲しいと思います。
    理解できなければ………そういう事です。

  8. せんち より:

    自己愛性人格障害の闇
    http://www.moraharahigai.com/

  9. せんち より:

    yomeさん、ええよん。気にせんで。

  10. でらせるな より:

    おはようございます
    被害者でありながら「扉が開いてない人」を
    そばで見ててイライラします
    しかし、こちらが躍起になって
    自己愛の異常ぶりをまくし立てると
    被害者の皆さんは
    この私のことを、冷たい、ひどい人と
    考えるようです
    まぁ。教えてやったところで
    どうにもならんなら
    知らぬが花なんですかねぇ?

  11. 逃亡成功者 より:

    再度コメント失礼します、逃亡成功者です。
    私の出会った自己愛さんが、私の怯えるさまをワクワクしつつ眺めていたのを思い出します。
    途中で異常な人格に徐々に気づき始め、怖かったですが冷静になって演技してみました。
    内心は怯えてなかったのですが、怯えた感じを醸し出してみたんです。
    すると、ますます目をギラギラ(四白眼)させつつ、身長差で威嚇してきました。「やっぱりこの人は異常だ・・・」と確信しました。完全なサディズムです。
    口癖が「退屈だ」「なんか面白い事ないか」だったので、私は暇つぶしだったのでしょう。
    ターゲットが焦ったり怖がったりするのを、じっと観察するように楽しんでいました。
    逆に冷静に振る舞うと、敵は焦るらしく懐柔作戦で下手に出てきます。
    ほんと、何がしたいんでしょうか・・・?一連の行動がすべて無意味というか、生産性のない動きばかりです。
    彼らの生態を解明できれば、自己愛根絶に繋がる気がします。

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