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自己愛性人格障害(337) PC遠隔操作事件「サイコパスは自分の事」

るぬ前回の続きである。
PC遠隔操作事件は、IT技術の進歩に捜査手段が追い付いていない事を露呈してしまった。直接の容疑となったインターネット上だけの犯罪であれば迷宮入りだった事件である。そこでやめておけば完全犯罪であったものを、犯人が調子に乗って尻尾を出してしまったのである。人格障害者特有の虚栄心や自己顕示欲という特徴を鑑みると、「これをやったのは俺だ」とアピールしたい部分もあったのだろう、インターネットの世界から出てリアル世界に舞台を移した事により逮捕に至ったのである。ネット上の痕跡ではなくリアル世界での捜査で、偶然にも犯人自身が墓穴を掘った事による。その墓穴とは。。。

片山祐輔は自分のアリバイがある時に犯人から連絡がくれば自分から容疑は離れると考え、タイマー機能を使い時間差でメールを出すことにした。そして、ちょうど片山祐輔が法廷に立っている時間帯に、真犯人を名乗るメールがマスコミなど各所に届いたのである。その日の記者会見で片山祐輔は「自分が送信したのではない」「(これで私が犯人でないとはっきりしたのだから)これをもって裁判を終わりにして欲しい」。そして記者から犯人像の心当たりを聞かれ、「文面を見る限り相当なサイコパスのような人だと思う」と述べている。下の映像は片山祐輔が他人を装い送ったメールを巡っての記者会見である。自作自演で犯人メールを出し、それは自分ではないと嘘をついている映像である。あらかじめそういう目で見ないと、まさか嘘をついているとは思えない堂々としたものである。

しかし、その後、このメールの送信機器そのものが発見された事により、付着していた指紋やDNA、さらに真犯人しか知り得ないログイン・パスワードを入力しているなどから、片山祐輔の自作自演であった事が判明したのである。足利事件で有名な佐藤弁護士を筆頭にオールスター弁護団、冤罪を信じた有志による「救う会」、反権力(これ自体怪しい言葉だが)のジャーナリスト、好意的に採り上げたメディア、全てに「自分がやったのではない」と嘘をついて騙していたのである。やはり片山祐輔が真犯人だったと判明した後、佐藤弁護士に告白している。「記者会見で『犯人はサイコパス』と言いましたが、あれは自分のことです。」

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人格障害者と話していると、妙に違和感を覚える時がある。その理由は「当事者意識の希薄さ」である。自分もその内のひとりなのに「あの人たちは~」と論評したりする場面のような、「おまえが言うな!」という感覚とでも言おうか。例えば交通事故で妻を亡くして悲しんでいる夫がいるとする。友人たちに「泣いても生き返るわけじゃないし元気出せよ。亡くなった妻もそう思ってるよ」と慰められると「ありがとう」と感謝するだろう。しかし交通事故の加害者本人に「泣いても生き返るわけじゃないし元気出せよ」と言われると「おまえが言うな!」と怒鳴り散らしたくなるだろう。例えが極端かもしれないが、人格障害者と話していると、このような「当事者意識の希薄さ」を多々感じる事があり、「相手の感情を逆撫でする正論」を吐く。同じ言葉でも立場によって相手を怒らせる場合があるのは当然である。それを言うべき人、言うべき場所、言うべき時を考えず、人格障害者はまるで他人事のように言うので驚かされる。端的に言うと、悪口を言ってる本人が「悪口を言われたって気にしなきゃいいじゃん」と言ってくるような、まさに「当事者意識がない」「まるで他人事」で「おまえが言うな!」という感じである。

そして片山祐輔が「犯人はサイコパスのような人だな」→「それは自分のことでした」と述べたように、  当事者意識の希薄さも度合いが過ぎると、自分の事を他者に反映させて批判するような事をする。「彼は嘘ばかりつく」という嘘ばかりつく。自己を相手に投影して批判するという手法を採る。泥棒ほど自宅の施錠を厳重にするように、自分だったらそうするという事を、相手もするに違いないと思い込んで批判する。

改めて、片山祐輔の言葉である。
「犯人はサイコパスのような人」
「実はあれは自分の事」
「私はサイコパス。嘘も平気でつける」

Posted on 2017-08-30 | Category : ブログ | | No Comments »
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