自己愛性人格障害(330) 結局それかい

ワシはタクシーに乗っても、運転手は大抵年上の方でもあるし、常に敬語である。ところがテレビ局の友人と一緒にタクシーに乗った時、まるで彼がアゴで使うように運転手に命じていたので、同乗しているワシは恥ずかしくて申し訳なくて仕方がなかった。サービス業において、利用させていただいてる、利用していただいている、相互にこのような感謝の気持ちを持ち合わせる感覚がないのだろう。昔はそういう奴ではなかったのだが、環境がそのように変えたのだろう。

もう随分昔の話になるが、日栄というサラ金が債務者に対し「目ん玉売れ!肝臓売れ!」と取り立てをしている様子が録音され、テレビで毎日のように流された事があった。きっとこのような暴言を吐いた青年は、以前はこのような人間ではなかったのだろう。しかし就職して仕事をしていく過程で、環境がこのように変えたのだろう。

豊田真由子、すごいね。
桜蔭、東大、ハーバードと卒業したくらいだから頭は良いのだろう。ただ、その頭の良さに人格が伴っていなかった。テレビで連日流される録音を聴くと、あまりの尋常ない言葉の数々に、人格に問題があるのはもちろんだが、それとは別に、何らかの精神疾患を抱えているのではないかとすら思える。あのキレ方は普通ではない。あのテレビから流れる暴言絶叫を聴いて、同様の経験のある人が精神的なフラッシュバックを起こすのではと心配になるくらい、凄まじい破壊力である。

政治家という「先生」と呼ばれる立場になって勘違いしたとはいえ、それだけでは説明出来ないくらい豊田真由子の異常性は突出している。この異常性は環境によるものだけではないように思える。秘書が録音した豊田真由子の音声、最初は笑えたが、あまりに頻繁にテレビで流されると、だんだん気持ち悪くなってきた。

*****

泰葉、松居一代、そして豊田真由子。テレビに出してはいけないような異常性を露呈した人たち、扉が開いた人であれば見慣れた風景であろうが、今まで人格障害や精神疾患とは無縁の生活をおくっていた多くの一般の方々への衝撃が大きい事は想像に難くない。このような人たちがいるという事例を一般化したという点においては役立つが、それにしても見ていて気分の良いものではない。それどころか、何か見てはいけない物を見てしまったような後ろめたさすら感じる。

個人的な意見だが、泰葉と松居一代は精神的なものが原因。そして豊田真由子は人格が原因だと思う。

小朝も船越英一郎も、一度は好きになって結婚したはずである。豊田真由子は有権者に選ばれて議員になったのである。これだけの逸材でありながら、最初から見抜くのがいかに難しいかという事が改めてわかる。この三人に対し精神科医がコメントを寄せている「女子SPA!編集部」の記事を紹介したい。リンクだとその内消えてしまうので、以下に抜粋しておく。

「精神科医の春日武彦氏に話を聞いたところ、松居一代と泰葉は近いタイプで、豊田議員はちょっと違うとのこと。豊田議員のようなタイプがいたら、対処法は。。。逃げるだけ。残念ながら、そんな人間と関わった自分が間違いだったと思うしかありません。松居一代や泰葉といったタイプへの対処法は、とにかく、深くかかわらないこと。自己防衛として、第三者を交えてやりとりをすることですね」

逃げるだけ、深くかかわらないこと、精神科医の先生の結論でも、結局それかい(笑)
いや、笑いごとでなく、マジでそれしかないだろうな。

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19 thoughts on “自己愛性人格障害(330) 結局それかい

  1. 奈良子 より:

    最近、天敵・自己愛に対してあれこれ思い出すことがあり、思わず書き込みです。
    >ところがテレビ局の友人と一緒にタクシーに乗った時、まるで彼がアゴで使うように運転手に命じていた
    かつての職場では仕入れ先などにクレームを言う時、「クレームといえば〇〇さん(自己愛)だよね~。」と半ば面白半分に自己愛に頼む上司がいました(後にその上司は
    自己愛により会社から追い出されました)。
    彼女に難癖つけさせたら、相手はひれ伏してしまうしかないくらい強引に言い負かしてしまうから適任だと。
    自己愛の被害に遭われた方だと分かると思いますが、下と見なした者にはしつこく、陰湿に、そして何より「あなた何様!?」と突っ込みたくなるくらい高圧的な態度だからです。
    >同乗しているワシは恥ずかしくて申し訳なくて仕方がなかった。
    私は彼女が私の直属の上司になってすぐに逃げだした(退職した)ので、それほど長く一緒にいたわけではなかったのですが、それでも彼女と一緒にいると私もとてつもなく恥ずかしかったです・・・。
    初対面の人にどうしてそういう偉そうな態度を取れるのか?どうしていきなり怒鳴りつけるのか?
    たかだか書類を受け渡しするだけなのに、どうして奪い取るようにして書類を持っていくのか?
    クレーム言うにしても、指導するにしても他に言い方ってあると思うのに。
    >対処法は。。。逃げるだけ。残念ながら、そんな人間と関わった自分が間違いだったと思うしかありません。
    本当にこれです。
    それも出来るだけ早く逃げるに限りますね。

  2. 田中 より:

    こんにちは。以前にも書き込みをさせていただきました、田中と申します。
    一年ほどこちらのブログと被害にあった方のコメントを読ませて頂いていました。
    自己愛への感情とはヘドロのようにベトベトでドロドロで、被害者本人を疲弊させる苦しいものです。
    そんな感情を抱えてしまったたくさんの被害者の方の胸の内を読んでいると、自分だけじゃないんだなと思えて、長くかかりましたが今は苦しみがスッキリしました。
    センチさんの表現があまりに爽快で、という事もあります(笑)
    とにかく、共感する事で気持ちが軽くなりました。
    私はもともと仕事で体を壊したところに自己愛にとどめをさされ、一年半ほど病気に苦しんでいました。
    良くなってきても自己愛にされたことを思い出すたびに胃痛がぶり返し、働くことも何もできず苦しんでいました。
    こちらのブログにお邪魔させていただくようになったことで、早く回復にむかえたのかなと思います。
    体が良くなった今でも、できれば自己愛には地獄へ落ちてほしいですが、
    「報いを受けなくてはおさまらない」「加害者が被害者面してのうのうと生きてるなんて許せない」と強く憎しんでいた気持ちはあまりありません。
    自己愛の不幸を願うより、支えてくれた大好きな人たちの幸せを祈る心の余裕ができてきました。
    せんちさん、感謝しています。
    ありがとうございました。
    今たくさんニュースでとりあげられている人たちが明るみに出ているように、人を平気で傷つける人は傷つけられた誰かの手で絶対に自分に返ってきます(もしくは自滅します)
    だからこそ自分はあんな風にならない、人を傷つけない心遣いができる人間になりたいって、余計に思うようになりました。
    被害にあわれた方が、少しでも早く癒されますように。
    心から願います。
    長々と申し訳ありませんでした。
    ありがとうございました。

  3. 奈良子 より:

    >不機嫌を叩きつける攻撃的な話し方に、前職場の自己愛女を思い出してフラッシュバック起こしかけましたよ…
    私もです…。
    豊田議員の罵声といい、松居一代のYouTubeといい…最近思い出す要素が多くて。

  4. かめこ より:

    せんちさん、こんにちは。TVで連日、政治家も含めおかしい人達の発言を見聞きする度もう世も末だと思ったりします。船越さんの義妹さんは自ら命を絶っておられます。私も同じような立場上、本当によくわかるのです。義妹さんはおそらく絶縁状態になっているお兄さんと船越家が和解できる日を夢見て頑張って来られたのでしょう。松居さんが船越さんのお母様を介護されて、お母様が松居さんは良い人だとおっしゃっていたとの事。なぜ義母に気に入られようとしたのか私にはわかります。義妹さんが亡くなられた時のエピソードに松居さんが「私にたてついたから呪い殺してやった」と言ったそうです。それが本当なら、ひどい話です。そう、自分より弱い立場だと思う人が「それは間違っている」と反論しようものなら「こいつ邪魔だ、早く消えればいいのに。」徹底的に潰されます。精神科医が逃げろというのが正解です。逃げずに話せばわかりあえるなんて事は一切ないのがこの人達です。

  5. もふ より:

    お久しぶりです。
    最近は自分なりに耐えていましたが、現在、例の自己愛弟と二人で約2週間も親不在の留守番?状態になり、毎晩の食事時など特に胃がねじ切れそうで、そろそろ危ないです。
    仕事柄家で作業をする必要があるので、やたらに外に逃げることも出来ずです。
    前からそうなのは分かっていたのでこの2週間のことをかなり身構えて居たのですが、奴、私と二人きりになると、「良い人」を演出し始めるのです。それが本当に吐きそうになり、耐えられない。
    逆に親が居ると、私に対してはマウント、言葉1つ1つに対立、否定、嫌味をしてくると言うのに。
    お前、本当に、どのツラ下げて、今更「仲良し」をしようとしてくるんだ????
    と言う。。
    お金もないし仕事の関係で外出の時間ももったいないのですが、何度か意を決して晩御飯時を共に過ごさないように理由をつけて逃げ出したりしていますが、それがどうしても出来ず耐えなくてはならなくなった日がきっついです。(まさに今ですが)
    何故か一緒に食べようとしてきます。こんな美味しくない食事はありません。もう正体が分かっているので耐えようとしてもキツイ。
    あまりにも耐えかねたので、こちらにお邪魔致しました。ごめんなさい。毎日逃げたら逆ギレされそうですしどうしたら。
    今度親の前で罵られたら、「二人きりの時は良い人ぶるのはなんなの?」って言ってやろうかと思いますがどうでしょうか。。。

  6. 五郎丸光洋 より:

    加藤諦三さんの本に出てくる「きずな喪失症候群」の人たちがまんまNPDですね。実際には50の能力しかないのに自分を90点100点の優れた人間だと思っていて周りを見下したりするそうです。
    私のリアル知り合いのNPDやネット知り合いのNPDも自身の能力が30~40しかないのに90だと思っていて60~70の人間をその程度かと見下していました。NPDだから本当は自分が無能なのがコンプレックスなんでしょう、自分より優れたところがあれば足を引っ張り、劣っていれば扱き下ろしで全く他人を褒めることが無い人たち。
    自分に何の取り柄もないから他人を認めないことで自分を高く見せようとしていたのかもしれません、認められても何の影響もないような人たちですが。
    NPDの人はSNSの使い方も興味深いです。自分より年上の人年下の人、高学歴で頭のいい人、勉強はできないけど面白い人、いろんな人と気軽に繋がってコミュニケーションをとれるのがSNSの魅力の一つだと思うのですが、NPDの人たちの使い方は全く違っていて自分より劣った人間を選んで取り巻きにしているようです。
    NPDの人がの能力が30~40だとすると取り巻きは20とか10くらい。おかしなことをしていても、辻褄が合わない発言をしていても全く気付くこともなく自己愛をちやほやしてくれる人たちですね。そういう人を周りにはべらせて人間失格の主人公のように馬鹿のふりをして大騒ぎをしているようでした。
    コントロールしやすく、見下せる対象を常に周りに置いてお山の大将をしているためか自分に騙されない人間がいるのが気に入らないらしく、そういう人間を見つけると延々付きまとっては馬鹿にし、嫌がらせをしたりするようです。

  7. mon より:

    今まで気づかなかったのですが、うちの姉が自己愛だと思います。お金を貸してその後の対応でハッキリわかりました。借用書は一筆書かせてあるのですが、おそらく300万円となると返さない方が得だと考えそうな自己愛的思考だと思いますが、せんちさんならどうやって取り立てますか?全額もどらなかったり、費用がかさんでもかまわないです。

  8. せんち より:

    300万なら即弁護士です。
    人格障害者どもは権威に弱いので効果的。
    特に取り決めなき場合でも法定金利を付与できます。
    期限の利益を喪失していれば更に上乗せ請求できます。

  9. 山吹 より:

    せんちさん、自己愛本人が自己分析をしているブログを見つけました。結構面白かったのでよかったら読んでみてください。
    http://jikoai-yblog.hatenablog.com/entry/2017/06/21/203355

  10. せんち より:

    山吹さん
    まだ作られて間もないので記事も少なく、
    2度ほど全て読みました。
    複雑な心境です。こういうふうに素直に書かれると、
    いや、ワシは頑張って応援するからと声をかけたくなる。
    それが人格障害者の術中にはまる第一歩なのに。。。

  11. Y より:

    こんにちは。
    山吹様、ブログをご紹介いただきありがとうございます。
    せんち様、コメントいただきありがとうございます。
    自己愛性人格障害を自覚してから何度もこちらのブログを読ませていただいています。
    せんち様のおっしゃるとおりで、無自覚に術中を駆使してまた被害者を増やしそうになっています。
    本能で感じてしまうことはかえられなくても、今まで学習してきたことがあるので考え方、行動は改めていこうというふうに思っています。
    調子に乗りすぎないように、せんち様のブログを定期的に拝読させていただこうと思っています。
    私の方のブログも自己分析する時間を設けて更新していこうと思います。
    もしも、なぜこういう行動をするの?という疑問があれば教えていただければブログの表題として記事を書かせていただきたく思います。
    出すぎた行動でしたら申し訳ございません。
    どうぞ宜しくお願いします。

  12. せんち より:

    *** Yさん
    コメントありがとうございます。
    自覚があり自問自答される、なかなか貴重な方だと思いました。
    もしよろしければ、リンクをさせてください。
    今後もぜひ拝見させてください。
    ワシの方こそ更新が滞っていますが、
    またこちらにも登場していただければ嬉しいです。
    Yさんさえよろしければですが、
    ぜひ一度、直接お会いしたくも思っています。

  13. 侑志 より:

    豊田真由子が議員辞職とかで会見する際に、以前の野々村みたいに開き直って自己愛的な会見になりそうな気がします。
    扉が開いた方々からしたら、気分悪くなりそうですが…

  14. Y より:

    せんち様
    お返事ありがとうございます。
    リンクの件ぜひ宜しくお願いします。
    当方関西在住ですが現在無職ですので
    どちらでも伺えます。

  15. せんち より:

    *** 侑志さん
    実は、それが今のワシの人生最大の楽しみなんです(笑)
    公人だけにいつまでも表に出てこないわけにはいかないでしょうから、
    その日が来るのがワクワクしています。
    笑えるレベルだったら良いのですが、
    ご指摘の通り、それ以上だと気分悪くなります。
    *** Yさん
    ありがとうございます。
    今、リンクを貼ってもらうよう制作の方に依頼しました。
    わざわざというわけではありませんので、
    東京にいらした際には是非声をかけてください。
    ワシは新宿在住なので、都内でしたらどこでも出やすいです。
    お愛想ではなくてマジで、何か美味しいものをご馳走させてください。

  16. Y より:

    せんち様
    ありがとうございます。
    現在のところ東京に行く予定はありませんので
    また機会がありましたら連絡させていただきます。

  17. せんち より:

    *** Yさん
    ええ、もし東京にいらっしゃることがあれば、
    ぜひ声をかけてください。
    ワシの嫁さんを交え食事でもご一緒しましょう。
    お愛想じゃなくってよ~

  18. より:

    職場に自己愛の女性がいます。
    年齢は45歳くらいだと思います。
    職場は私を含め、自己愛女性と上司の男性の3人だけで、経理と金の管理は全て自己愛に任せきりです。
    2ヶ月ほど前、ミーティングで決算書を見ました。その前から変だと思っていましたが、どうやら自己愛が横領していたようで、その調査を上司の命で秘密裏に進め、8月10日に本人に問い詰めました。当日、会社の役員も3名ほど同席してもらいました。
    話し始めた途端、自己愛が激昂し、こちらが具体的に質問したことに答えず、「こんなスパイのようなマネをしてまで私を陥れたいのか、こそこそ嗅ぎ回らずとも直接私になぜ尋ねないのか?訊けばいつだって教えてやっただろう。こんなマネされてお前らが私の立場ならどんな気持ちがするか考えろ。こんな仕打ちをされて、お前らの質問に答えてやる筋合いはない。」と恫喝し、上司に向かって「あんたも、こいつ(私)の話を鵜呑みにして、今回役員まで集めるあたりは責任者としての資質に欠ける。だいたい部下に対する愛があるならこんなマネ出来るはずなかろう?」と、堂々と上司を批判。
    しばらくは誰もクチを開けませんでした。
    しかし、だんだんと具体例を挙げながら
    問い詰めていくと、結局、自分が会社のお金を、一部「持っている」と言いました。
    しかも、それは、あくまでも、私と上司が信頼できる人物ではないため、この2人が横領しないように、会社のお金を「私が預かってあげていた」のだそうです。
    結局、この自己愛は解雇にもならず、おそらく100万以上は横領しているはずなのに、預かってあげていた金9万円を返還し、これからも自己愛が経理を続けるのです。
    会社の判断は、経理を私にさせると、私の仕事が増えるので、きびしく目を光らせていけば大丈夫だろう、という事と、自己愛が母子家庭で子供が2人おり、一人は私立大学、もう一人は私立の高校と、お金がかかるのにクビにしたら経済的困窮もさることながら子供がかわいそうだから、という温情からです。
    ただ、今回の件で、自己愛が私に対してかなりの憎悪を抱いたであろうということが気になり、お盆明けの職場が恐怖です。なぜなら、彼女は、私が調べ上げたことを知っており、今回の温情を温情と思わず、自分の言い分が認められ勝利したと思っているようなのです。10日のミーティングが終わり、帰るときの勝ち誇った態度が恐ろしかったので。
    家族に相談したら、ボイスレコーダーを持っていけ、と言われました。

  19. ひまわり より:

    せんちさん、こんにちは
    豊田真由子のあの口調…
    私が関わった自己愛とそっくりです。
    テレビからあれが聞こえてくると、当時を思い出してくらーい気持ちになります

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