自己愛性人格障害(272) わたしのおかげ!ウキーッ!

介護の現場が常に人手不足であることは以前も書いた。

「人手」どころか基本的な「人員」すら足りない状況なので、
人格障害者ウッキーみたいな人格障害者や、
菊池直子みたいな逃亡犯が偽名でも雇用される。
ホームレスは介護でも、と国が推進しているくらいである。

*****

ある時、ケアマネの榎本さんが、ヘルパーの時給を上げたらどうかと提案してきた。
ヘルパー不足を、時給を上げることで解消の一助になればという意図である。

そこで、ケアマネや人格障害者ウッキーを含む皆で話し合った。
榎本さんが言う。
「時給を上げれば、いろんな人に ”ウチは時給高いわよ” と声をかけやすい」
なるほど、そういう考えもあるか。
ボクは了解した。

さて、普段はうるさいくらいしゃべりまくる人格障害者ウッキーが、
この話し合いの途中、 ずっと黙っている。
下手に話すと自分の無知が露呈することもあり、
ケアマネなど専門職の意見に口を挟むことは普段からまずない。

そしてもうひとつ、意見を言うと責任が生じる。
ここ重要よ。

人格障害者の特徴は、とにかく責任感が皆無。
責任逃れで、すべて他人のせい。
自分がしたことを、他人がやったことにする。
自分が言ったことを、他人が言ったことにする。
やってない!言ってない!ウキーッ!

自分から言い出したことすら責任逃れする人格障害者ウッキーが、
まして今回は、ケアマネの榎本さんから言い出した提案である。

香ばしい匂いがしてきましたなあ。

*****

さあ、ここからが人格障害者ウッキーの人格障害者っぷりの発揮だ。

その日の仕事が終わり、みんなが帰宅した後、
人格障害者ウッキーが、誰もいなくなったのを見計らって、
毎度のごとく、足をクネクネさせながらボクの机に寄って来た。

「わたし、本当は反対なんだけどね」

キターッ!
本当は、本当は、本当は・・・
人格障害者はこうでなくっちゃ(笑)

みんなとの話し合いの途中、人格障害者ウッキーは黙っている。
反対ならその場で反対と言えばいいのだが、それはしない。
かといって賛成かというと、ただ黙っているだけ。

本人が一番ベストな状況は、
「ヘルパーの時給がアップしたのは自分の手柄」
「時給を上げることによる会社のマイナスは提案した榎本さんのせい」
この相反する二つの事象の両立である。

だから、話し合いの席では、ずっと黙っていて、
みんながいなくなったところを見計らって、
「本当は反対だ」と、とりあえず一応、布石はうっておくのである。

*****

その後、人格障害者ウッキーはウキウキである。
さも、自分のおかげで、ヘルパーみんなの時給が上がったかのように、
ヘルパーに自慢気に「社長に言って、時給上げてもらったのよ!」と吹聴している。

ここで主語が抜けているのに注目である。

時給を上げるよう提案したのはケアマネの榎本さんである。
「(榎本さんが)社長に言って時給を上げてもらった」
の(榎本さんが)を、わざと抜いているのである。

人格障害者ウッキーからそれを聞いた人は、
普通に受け止めれば、人格障害者ウッキーがボクに提案したと思うだろう。
もちろんそれが狙いである。

ヘルパーには「自分のおかげで時給が上がった」と思われたい。

本人の中では「自分が」社長に言ったとは言ってないので、
嘘ではない、という解釈になっている。

今まで「自分のしたことを他人のせいにする」という例を多く挙げてきたが、
今回は、それに加え「他人の手柄を自分のおかげにする」というところがポイント。

そして、この二つを両立させるところ、
人格障害者ウッキーが強度の人格障害である所以である。

どうでもいいけど、時給上がったの、ボクのおかげだから。

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5 thoughts on “自己愛性人格障害(272) わたしのおかげ!ウキーッ!

  1. 水彩色鉛筆 より:

    あー(人格障害)あるある。ですね(笑)
    介護職おなじみの「ヒヤリはっと」「事故報告」
    前の職場の自己愛介護職員はその書類を
    書いた後でさえ他人のせいにしてました。
    せいにされる職員って事故、トラブルがおきて
    自己愛さん大変だろうと気をきかせて
    自分の休憩時間を削って関わってくれた人々。
    自己愛さんに情けをかけるのって無駄の二文字以外ない。

  2. せんち より:

    *** 水彩色鉛筆さん
    3人が転落した施設の事故だか事件だか。
    同じ奴が担当の時に、同じ場所に転落。
    偶然なわけねーだろー!!と思いつつ、
    本人はあくまで事故だと主張している。
    まあ、誰かが見てたわけではないし、全員死んでいるわけだし。
    んでもって、同じ施設で虐待があってビデオまで撮影されてる。
    虐待は4人だかがおこなっていて、
    そのうち2人は今でも平然と同じ施設で働いているそうです。
    罪の意識がないんかー!!

  3. 匿名 より:

    「他人の意見を聞かない人」を読んだんですが、片田さん自分自身の分析はうまく出来ないようですね。
    安倍総理やネット右翼を例に挙げていたが、
    2012年総選挙では、「民主党の圧勝で2/3の議席がとれるかどうかが問題だ」、なんて意見で固まっていたSNSや、
    人の話を全く聞く気が無い反原発派や9条主義者、会話したら負けだと公言するSEALD’zなど、
    本書の趣旨にピッタリな例があるが、華麗にスルーしています。
    片田さんもある意味、自分が絶対正しくて人の意見を聞かない人のように思います。

  4. もも より:

    せんちさん、こんにちは。
    確かに、自己愛は奥歯に物の挟まった言い方をしますね。最後まで言い切らずに言葉を濁すというか。
    言い合いになっても、誘導尋問のように?自己愛に有利になるように仕向けてくる。
    ぼかした部分に突っ込んで、ボロが出そうになると、急に話を変えてきたりも。
    本当に卑劣な生き物で困ります。
    絶滅すればいいのに。

  5. 柄阪 より:

    こんにちは。
    私の近くに居る自己愛も、本当に恩着せと見え透いた言い訳をよくします。
    気の弱そうな人に「ダメ人間」とか何とか毎日イビっておいて、自尊心ボロボロになったところで「あなたのおっしゃる通り、僕ってホントダメですね…」と言えば、「ダメだとは言っていない。○○がダメなだけで××は出来る。お前はサイコロを平面でしか見ていないが、俺は立体として話を…」と偽善丸出しの言い訳(と意味不明な例え話)。
    どうやら彼は借金癖があるようですが、このように言い訳と嘘の塊みたいな生き方をしているせいか、最近はどこからも借りられなくなっているようで、自己破産も時間の問題のようです。
    今は諸事情でやむを得ず付き合いを持っていますが、破産すればキッパリ決別しようと思っていて、早くその日が来ることを願うばかりです。
    私事ですみません。

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