自己愛性人格障害(250) 後妻業 part 5

たかじんの後妻の女は、わずか32歳で4回目の結婚である。
人それぞれの事情があるのだろうが、それでもこの尋常ならざる回数は、
それを生業としているプロではないか。

「殉愛の真実」では、実際の結婚以外でも、
V社の社長の愛人を2番目の夫と並行して行なっていたことが示唆されている。
そして、この本のハイライトのひとつは、
その2番目の夫インタビューが掲載されている点である。
後妻との結婚生活を振り返り、最大の特徴として以下の点を挙げている。

「後妻の特徴は『実は』『実は』だということ」
「実は前に結婚してました」
「実は前の夫からお金をとりました」
「実はV社はアダルトビデオの会社でした」
「自分の都合が悪くなった時に限って、後から『実は・・・』と出てくる。」

ああ既視感が・・・

人格障害者ウッキーの特徴は「本当は」「本当は」である。
「本当はどっちでもいいんだけどね」
「本当は反対なんだけどね」
「本当はいらないんだけどね」
自分から言い出したことでも、責任逃れの布石を打つ。
相手が望んだことにする。
自己愛性人格障害(039) 責任逃れ

とにかく、最初に言ったことと、後から言ったことが違う。
それが本心なのかは別として、
最初に言ったことを、後から否定する。

人格障害者どもは、発言がブレるというレベルではない。
後から正反対のことを言い出すのだ。
発言に一貫性がなく、その言葉を信じられなくなる。
それが人格障害者と接した人の感想であろう。

*****

この2番目の夫に、後妻は離婚を切り出す。

「彼女の方から『結婚はやめにしましょう』と言い出したのに、
『言ってない』という。もう話にならない。
さっき言ったことなのに『覚えてない』と。
コミュニケーションがとれない。」

うわぁ。状況が目に浮かぶようだわ。
人格障害者どもとは、言った言わないの話がすごく多い。
自己愛性人格障害(138) 人格障害者あるある~ その1

確実に言ったこと、こちらはその時の状況まではっきり覚えていて、
勘違いするような状況でも内容でもないのに、
「言ってない!言ってない!ウキーッ!」と暴れ出す。
しかも、さっき言ったばかりのことまで「言ってない」という。
この2番目の夫が言う通り、話にならない。コミュニケーションがとれない。

人格障害者どもは、発言がブレるというレベルではない。
後から正反対のことを言い出すのだ。

*****

2番目の夫が嘆く。

「もう話にならない。コミュニケーションがとれない。
だから結婚を解消することにしました。
『離婚しましょう』と何度も訴えましたが、
彼女は『嫌だ』と拒否し続けました」

自分から別れようと言っておきながら、である。
強い見捨てられ不安があるのだろう。
人格障害者と別れるのは大変
なのだ。
人格障害者ウッキーも離婚で何年も揉めている。
自己愛性人格障害(080) 人格障害者はいかに生まれるのか その6

今も、「1%でも可能性があるなら話し合いたい」と、
モラハラ夫が頑張っているのが連日ワイドショーネタじゃないですか。
人格障害者と別れるのは本当に大変。

*****

再び2番目の夫の証言である。
少し長いが引用しよう。

「一緒に行っていた教会の人たちは皆、後妻と仲良くなったように見えた。
しかし私と別れたら、もうそれっきりで、関係を絶ってしまう」
「専門学校の同級生がいっぱいいたのに、
卒業してから連絡をとっている人は、私が知る限り一人もいない」
「会社だって、仲が良かったと言う人を聞いたことがない」
「なぜか後妻には関係が続いている人が一人もいない」
「彼女にとってメリットがなくなれば、人間関係もすべて終わってしまう」

人格障害者ウッキーの周囲からは、人がいなくなる。
同僚社員は次々に辞めていく。
自己愛性人格障害(177) 絶賛 → 嫌悪 → 離反というコース

人格障害者ウッキーの親しい友人というのも聞いたことがない。
むしろ次々に友人が離れていくのを、自身が認めている。
自己愛性人格障害(237) そして誰もいなくなった

結婚生活も長く続かない。
友人も次々に離れていく。
そもそも友人がいない。

たかじんの後妻と、人格障害者ウッキーが、
かようにこの点においても共通しているのは偶然ではない。
実に明確な共通点があるからである。
その共通点こそ、自己愛性人格障害なのである。

*****

この「殉愛の真実」という本、
まさに後妻が自己愛性人格障害であることを示唆する話が満載で、
ネタ帳みたいな感じなので、もう少しお付き合い頂きたい。

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7 thoughts on “自己愛性人格障害(250) 後妻業 part 5

  1. こあり より:

    はじめまして。数年前から職場のモラハラで悩むようになって、ここに辿り着き、奴らの対応を学んでいる者です。
    言った言わないが非常に多い!まさしく!
    おまけに「ふつうはこの表現はこう解釈する」という言い回しを、自分の都合の良いように扱ってはそれを汲み取らない相手を罵る。(これも、本人は言った!と思っている。国籍が違うのか?)
    そして、「実は」が本当に多い!
    要求されている行動とその目的(と、それを話しているときの表情)にずれがあるなと感じたので、「行動は達成できなかった、だが、その目的達成のためなら状況的にこの手段のほうがいいようです。理由は~」と報告したら、「実は」要求された行動が嘘で、私を罵るためのものだったことが発覚。
    あの時一瞬見せた、般若の形相は忘れない。
    違和感を無視して従っていたら、どんな扱いを受けたことか。
    あの直感は正しかった…というようなことが度々。
    それでも自分は悪いことをしていると思っていないのは、誰も彼女のやり口を知らないからであり、ターゲット以外には外面もいいのでわからない。指摘する人がいない。
    その時々の声だけを聴いていてもこの異常さが理解できないんですよね。それどころか責任を擦り付ける声だけが周囲に伝わる。
    普通の人はそんなことしないだろうと誰もが当たり前に良心を持っていると思いこんでいるので、わからない。
    だったらどうして新人が入っては辞めていったのだろうねえ。
    下っ端が何かできないかと5年間模索していましたが、あいつらに権力を持たせると、ほんと、ろくでもないんだなと思うことばかり。
    奴が辞めたいけど引き留められる(と困っている様子だった)ので、内情を経営者に説明。
    この度、人格障害二人が3月末までとなりました。
    (人格障害からの指導を受けると)ミスが多い私を、経営者が信用しているとは思えませんので解雇もしくは減給覚悟でやらかしましたが、誰にとっても良いことをした。
    ちなみに、それが決定してから来客が明らかに増えました。不思議ですね。(そりゃそうだ、客にいかに売り上げが落ちていて給料が少ないかをアピールするんだもの。そんな嫌な気分になるような場所には来たくもなくなる)
    このブログのおかげで、強い気持ちを維持できました。ありがとうございます。
    これからもブログ楽しみにしています。
    最後に、長くなってごめんなさい。

  2. とーます より:

    配偶者が自己愛だと、正にこんなやりとりです。
    言ってることの、何が本当で何が嘘なのか…
    本心がどこにあるのか…
    全てが自分の都合で、コロコロ言った言ってないになるので、お話になりません。
    自己愛と話し合いなんて無駄な時間を費やすだけです。
    旦那の言葉を信じていたわたしは不信感一杯
    です。愛情も同情もない。
    子供が居なければ、とうに離婚している。
    子供からしてみたら、世界に一人のお父さん。
    自己愛なんて思いたくないという気持ちもないと言ったら嘘になってしまうけど、一緒にいるのがいいのか離れた方がいいかと考えると、後者の方を選択すると思う。
    一年前くらいから、家を建て替える話を一方的?にしているが、話し合いできる訳ない。
    結婚式の話し合いでも一度決めたことをコロコロ変えていた。
    あまりにも担当者を振り回していた?ので、やっぱり変だったのかなあ…

  3. せんち より:

    *** こありさん
    コメントありがとうございます。
    言った言わないの話が多い。
    実は・・・本当は・・・という言い訳。
    表面上の外面だけはいい。
    そんなことするはずがない、ということをするので、
    周囲に信じてもらえない。
    いつも不満ばかり言っている。
    神様っていないんでしょうか。
    *** とーますさん
    言ってることがコロコロ変わって、
    話合いも無駄ですね。
    相手がAと言ったから、
    それを踏まえてBという話をすると、
    Aなんて言ってない、と言う。
    建設的な話が出来ない。
    というか、お話になりません。

  4. こあり より:

    せんちさん、お返事ありがとうございます。
    とーますさんへのコメントの「建設的な話が出来ない」というのも、
    関係を深めることができないなと判断した要因だったと思い返しました。
    相手がノリノリだったので、そのノリで継続して関わっていたら、
    「(立場が下の)こありさんが、こんなふうに私を見下したのです!」
    と涙ながらに経営者に掛け合っていました。
    前に話していたことを踏まえていたなら、見下す表現などそこには見当たらないのにな。
    …と文章を書いて読み返しても、普通の人の感覚では
    「相手が本当は嫌でも合せていた大人の配慮をしたのだろう」
    と言われかねないので、この嫌らしさを伝えにくいなと思う今日この頃です。

  5. せんち より:

    *** こありさん
    人格障害者ウッキーも、
    涙ながらに深刻な顔をしてウソを吐いてましたよ。
    そんで後から「そんなことは言ってない」とウソを重ねる。
    話しても無駄です。
    こういう奴がいる、人格障害がいる、
    ということを、人格障害を知らない人に理解してもらえる、
    あるいは信じてもらえることがどんなに困難か。
    手前味噌で申し訳ないのですが、
    このブログ見せてあげてください。
    こういう奴がいる、ということだけでもわかるのではと思います。

  6. より:

    あっ!よく見たら《自己愛性人格障害(249)》が二回ありますよ(´・_・`)ノ

  7. せんち より:

    ありゃ、直しておきます。

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