自己愛性人格障害(245) 後妻業 part 1

首都圏連続不審死事件というのを覚えているだろうか。 結婚をほのめかし男性からお金を引っ張り、最後は殺害し、 また、次々と新たな男を狙っていく。 犯人の木嶋佳苗の良心の呵責ない供述を読んで、 「人格障害(サイコパス)じゃないか!」と、 小林よしのりは指摘している。 そして、あえて死期が近い男性と、 遺産狙いで結婚することを「後妻業」と呼ぶ。 昨年末から世間を静かに、 そしてジワジワと賑わしている「事件」がある。 歌手やしきたかじんと、その後妻の話である。 歌手やしきたかじんが、癌に侵され、 まさに死の3か月前に、30歳以上離れた女性と結婚。 子供家族親族を排除し、 後妻が10億あまりの遺産を総取りをした「事件」である。 そして、やしきたかじんが死去する最後の2年間を、 30歳下の後妻が献身的に尽くしたとして、 百田尚樹がノンフィクションとして出版している。 それが、この「殉愛」である。 出版と同時にテレビで再現ドラマを放送したりと、話題の1冊である。 junai 内容は、後妻がいかに献身的に、たかじんに尽くしたか、 一方で、家族、親族、実の娘、マネージャーなど、 今まで周囲にいた連中が、いかに冷たく、酷かったか、 「愛を知らなかったたかじんが(後妻のおかげで)最後に真実の愛を知った」という、 まあ、そんな話である。 しかし、ノンフィクションを謳いながらも、 その内容に虚偽が多々あるとして、出版当初から疑義が呈されていた。 実の娘は、この本が虚偽に満ち、自分の人格のみならず、 たかじんをも侮辱するものであるということで訴訟を起こしている。 そしてインターネットを中心として、 後妻の様々な過去が暴かれていき、 百田尚樹の「殉愛」に書かれたような天使のごときイメージは崩れ、 むしろ「後妻業」ではないかという疑惑が持たれている。 そこは生前のやしきたかじんの人徳なのであろう、 百田尚樹の「殉愛」はおかしいと声をあげる人たちが出てきた。 その人たちの共著が先日出版された。「殉愛の真実」である。 junshin この2冊、書いてある事が正反対なのである。 後妻は天使か悪魔か? 現在進行の「事件」なので、 ボクは今も成り行きを注視している。 ***** 何が真実かはわからない。 ただ、普通に考えて、 30歳年の離れた男性と死の3か月前に駆け込みで結婚する。 遺産は総取りで親族には一切なし。 これはおかしいと感じるのが常識的な感覚であろう。 そして、後妻は、わずか32歳にして4度目の結婚である。 百田尚樹は普通のことだと主張しているが、 エリザベステイラーを追い抜く勢いの結婚&離婚歴であり、 普通のことじゃないと感じるのが常識的な感覚であろう。 ボクはこの「殉愛の真実」を購入してから2度読んだ。 そして、頭がクラクラしてきた。 ああ、アレじゃないか。 「後妻業」のことはこのブログの主旨ではないので触れない。 ただ、この後妻は、アレに間違いない。 この本を書いた人たちは、アレの知識がないのだろう、 ただの変な女、変わった女、嫌な女、失礼な女としてのみ、 後妻の言動やエピソードを書いているが、 その書かれている言動の数々が、間違いなくアレだった。 次回は、その内容に触れる。]]>

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5 thoughts on “自己愛性人格障害(245) 後妻業 part 1

  1. SARA より:

    こんにちわ。
    iPS騒動のM氏、
    パソコン遠隔操作事件のK氏、
    ゴーストライターのS氏、
    STAP細胞のOさん、
    号泣議員のN氏、
    最近のどの事件・騒動も、
    ニュース映像で観て「この人おかしい?!」と感じた人ばかりでした。
    今回のいわゆる殉愛騒動(きっと事件化すると思いますが)の
    S未亡人はまだニュース映像で観たことはありません。
    もしも映像で観た時、どんな印象を受けることになるのか・・・。
    今はまだ 多くのテレビ・出版社は利権絡みもあり、報じることに臆病なようで、
    ほぼネットの情報のみでしたが、
    「殉愛の真実」は随分リサーチされ、今までモヤモヤしていたところも
    かなり解明されているようですね。
    書籍は明日届く予定です(^^)
    アマゾンが在庫切れになる前に注文出来て良かった~。

  2. せんち より:

    S未亡人は、百田尚樹いわく一般人なので、ということですし、
    そもそも金スマで写真を公開してから、
    過去が次々に露わになった経緯もあり、
    ボロが出るので、
    おそらくテレビに出演することはないでしょう。
    もっとも、及川眠子先生は、
    いや、一般人のS未亡人を世間に出したのは貴方でしょと、
    真っ当な批判を百田尚樹に投げかけています。

  3. こゆきりん より:

    人格障害の一番のエサは人格障害の存在を知らない人、人格障害について中途半端にしか知らない人、人格障害が治ると思ってる人、人は皆話せば分かると思ってる人です。
    百田尚樹氏は人格障害の事を全く知らないとも考えられないので知らない振りして本を出版すればかなり儲けられると踏んで執筆したのかもしれないですね。

  4. せんち より:

    *** こゆきりんさん
    百田尚樹の立ち位置がいまひとつわかりません。
    すべてを知った上での共犯関係なのか、
    それとも後妻とその一味に利用されているだけなのか。
    少なくとも、百田尚樹があの本を出さなければ、
    問題は露呈しなかったはずなのは確かです。

  5. SARA より:

    せんちさん、
    S未亡人は「Office TAKAJIN」の社長ですから、
    もしもこれから利権絡みな問題がさらに明白になっていけば、
    否応なく公けにさらされる可能性があるかも・・・。
    百田氏は何だか哀れなピエロに見えます。
    このような事も確か眠子さんがツィートされていたと思うのですが、
    持ち上げられ担ぎ出されて、気付いたらはしごを外されていた みたいな、
    調子に乗って自分も拳を振り上げたけれど、今更引くに引けない状態、
    お金と名声に酔って自分を見失ったのか。。。

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