自己愛性人格障害(240) 恐ろしいほどの無自覚 その2

双方の言い分がまったく正反対となっている ***** あくまで限られた報道内での個人的な感想だが、 ボクは、やはりモラハラはあった、という感想を抱いた。 三船側の説明が具体的、具体例を挙げている点。 高橋は具体的な言及はせず、単に否定するにとどまっている点。 ほら、いくら人格障害者ウッキーに具体的に指摘しても、 何の反証もなく、「違う!違う!ウキーッ!」と、 ただ自分の否を認めないだけで、 まるで話にならないのと似ている。 この穏やかなバージョンといってもいい。 そして、これが重要なことなのだが、 モラハラは、された方がそう受け取ったら、そうなのではないか。 高橋は、自分ではそういうつもりはなくても、 三船は、精神的に傷つき、モラハラと受け取った。 その傷の深さは、良い夫婦として売っていた芸能人としての立場、 それを放棄するくらいのものであった。 なにより、現実として、夫婦関係が破綻しているのだから。 ***** 何気ない一言が、 相手を傷つけることは、ままあることだろう。 子供が良くやる遊びで、 耳を閉ざして「ギョーザ!」とやるじゃない。 ボクの嫁さんは耳たぶが小さい。 ボクが「具が少ないギョーザになるね」と冗談を言ったら、 ムッとして怒っちゃった。 もちろんボクに悪意が全くないことは、 文面からも、わかってもらえるだろう。 嫁さんは、小さい頃から、耳たぶが小さいことを気にしてるんだって。 だから、そのことを言われるのが、すごく嫌なんだって。 ボクには悪意はまったくない。 だけど、嫁さんは、ムッとして怒り出した。 この件で記者に囲まれたら、 ボクだって、高橋ジョージと同じように、 モラハラだなんてと、否定すると思う。 ***** ここで重要なのは、相手の気持ちを汲めるかという点である。 相手の立場になって考えるという共感力を持てるかどうか。 おそらく、高橋ジョージは、 モラハラは、本当にやってないと思っているに違いない。 こまめに連絡を入れさせていたのは束縛ではなく心配だから。 長時間説教していたのは、美佳のためを思ってのことだから。 「おまえは生きてる価値がない」というセリフにも、 高橋ならではの言い分が、ちゃんと用意されているに違いない。 三船美佳の立場に立脚しないで、 単に自分はこういうつもりだった、 自分は、自分は、という観点でのみ、 モラハラを否定しているのである。 だから高橋自身は、嘘をついている意識は皆無である。 本当にモラハラなんかやってないと思っているはずである。 自覚なんぞ皆無だろう。 これじゃあ意見が一致するはずがない。 自己愛性人格障害(093) 共感力の欠如 ここで挙げたボクと人格障害者ウッキーの会話と同じで、 相手の立場に立脚できない人とは、 いつまでも言った言わない、やったやらないの話になってしまう。 大切なのは、自分がどう思うかではなく、 相手がどう思うか、である。 そして、そういう観点で相手を思い遣れるかどうかである。 仮に高橋が、記者に囲まれた時に、 「自分ではそういうつもりはなかったが、美佳がそう感じたのなら申し訳なかった」 せめて、こう言えば、まだ男を下げずに済んだのになと思う。 だから、ボクは、報道の範囲内で、 やはり、高橋のモラハラは、あった、という印象を受けたのである。]]>

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6 thoughts on “自己愛性人格障害(240) 恐ろしいほどの無自覚 その2

  1. 蘭丸 より:

    こんにちわ。お久しぶりです。
    私の経験で私見を述べます。
    >三船側の説明が具体的、具体例を挙げている点。
    >高橋は具体的な言及はせず、単に否定するにとどまっている点。
    三船美佳はテレビの前で堂々と抽象的ではありますが、具体例を挙げられました。が、私の場合は、当初、自己愛に対して具体例を挙げられませんでした。ただ一つ「なぜ一々、物事を感情的に捉えるのか?いや、なぜある事ないこと何でもかんでも顔に感情を出すのか?」
    と食って掛かった事があります。
    それに対して自己愛は、「人間なんだから感情を表に出すのは当たり前だろ!」でした。
    そりゃあそうなんだけど、何かが違う。自分が言いたい事と何かが・・・と言ったけど、
    そう、私の場合は、その都度その都度自己愛の顔色と機嫌を伺って先回りをして、言いたい事も言えずにぐっと我慢をし自己愛の欲求に応えていたのでしたが、それを自己愛の前で上手く表現する事はついぞありませんでした。
    自己愛は常々、言いたい事ははっきり言おう。仲間(あ或は同志、或は夫婦)なんだから(笑)というような、自分はとても寛容な人間なんだくらいの態度をとりますが、じゃあお言葉通りにそのようにさせていただくと100倍返しの不機嫌が待っているんですね。
    その不機嫌でターゲットを操り、自分の思うように物事を運ぶものだから、被害者側からしたら何が起こっているのかが解らない。解っていても解らない。表現できない。実際に私は表現できなかった。できるようになるまで、2年のカウンセリングを要しました。
    確かに、実際に自己愛は「あなたの要求は受け付けません!あの時アナタ(被害者)は私を止めなかった」と口には出していなく、態度だけで示していて加害者側が「勝手に」そういう雰囲気だからそのように理解、推測したかもんだら猶の事タチが悪く、これが、後に自己愛に「私は何も言っていない。」と言い訳をさせてしまう。
    勿論、自己愛が運んだ物事が失敗した場合の、責任は被害者に持ってくる。「仲間なんだから、夫婦なんだから、」と。そういう時だけ同一性(合っているかな?)を求めるというおまけまで付いてくる。
    友人が彼のの配偶者に対して言っていた事は、「最後に自分(友人)が絶対にケツを拭く羽目になるのに、彼女は馬鹿で頑固だから物事を勝手に進めてしまっていつも困る」と嘆いていたのはコレだと思うのです。
    いずれにせよ、三船美佳からはちゃんとしたもっと事細かな具体例を聞いてみたいものです。今流れてくる情報はジョージからモラハラを受けた。その内容はまだモラハラのテンプレート通りの内容だったというだけであり、ジョージと美佳、まだどちらが加害者被害者かは私にはまだ決めかねるのです。
    私の経験上、自己愛は被害者に転ずる事(他人のせいにする)が上手で、私は美佳の会見みていてこれかなー?って思ってしまったんですね。勿論、せんちさんの、
    >おそらく、高橋ジョージは、
    >モラハラは、本当にやってないと思っているに違いな
    >い。
    もあるかもしれない。後ろで書きますが、自己愛の人間関係は他人には覗けない外面の良さがあるんです。
    >ボクが「具が少ないギョーザになるね」と冗談を言っ
    >たら、
    >ムッとして怒っちゃった。
    これが配偶者が自己愛(モラハラ)だと、外の人にそれを言われたらケタケタ笑って楽しそうにするのだけれど、それと全く同じ事を内の人(被害者)にやられたら不機嫌マックスでどす黒いオーラを撒き散らすんですよ。
    これを被害に遭った人は地雷というのだけれど、その地雷が毎回毎回、毎時間、毎秒変わる。
    昨日そこに埋めてあった地雷が、今日は移動している。というより増えている。
    移動式地雷。そして年々増える。
    因みに、外の人と内の人が一緒にいる時でも自己愛は機嫌がいい。だから自己愛の被害者は自己愛と一緒にいる場合は常に他人と一緒にいたがる傾向がある。他人が一緒にいる時の自己愛の機嫌の良さは半端ないから。
    でも一転、他人が去ると即座に表情が一変する。
    たとえばせんちさんのこの「耳が餃子」の件を例に出すなら、自己愛が他人に言われた耳が餃子の怒りを被害者にぶつけるかのように不機嫌を撒き散らす。或は耳が餃子は被害者が言った訳でもないのに、被害者に当たり散らす事もある。
    「自己愛ちゃんが酷いことを言われたのにフォローしなかった」なんて言われたりする。
    いやいや、アンタ笑ってたじゃん。喜んでたじゃん。って被害者は思う。
    でも自己愛は、その瞬間瞬間の機嫌を感じ取ってあげないといけない厄介な生き物だから、こんなこと通じない。こんな人前でカワイソウな思いをした自己愛ちゃんをターゲットは見殺しにした。くらい言います。
    このような件を話し、w他紙がカウンセラーに言われた事は
    「あの人(自己愛)は、他人と自分の感情の境界が解らない」
    「あの人(自己愛)は、自分の感情を自分で消化ができない」
    でした。納得でした。
    こういう絶妙に表と裏の顔を自己愛は使い分けるので、第三者からは、自己愛の被害が本当に発現しにくいし、さらには、どちらが加害者で何方ら被害者か解りづらくさせるのです。

  2. 蘭丸 より:

    追伸
    何かの漫画のセリフのようですが、面白いセリフがあったので、抜粋します。
    人間は4種類に大別できる。
    ①勤勉でアタマのいい奴
    ②怠け者でアタマのいい奴
    ③勤勉でアタマの悪い奴
    ④怠け者であたまの悪い奴
    軍隊で一番必要なのは、勤勉でアタマのいいヤツ。参謀に適任。勝つための戦術を立案できる。
    次に怠け者でアタマのいい奴。前線指揮官にすべきだ。必死で生き残る為に的確な指揮をするだろう。
    次に怠け者でアタマの悪いヤツ。
    命令された事しかできないが十分だ。すべての障害を打ち倒す。
    最後に勤勉でアタマの悪い奴。
    そういうヤツはさっさと軍隊から追い出すべきだ。
    なぜなら間違った命令でも延々と続け、気が付いた時は取り返しがつかなくなってしまうからだ。
    自己愛はまんま③に当てはまる気がします。
    私は自称②です(笑)
    自己愛はなんでもそつなくこなすけど、普段は怠けている私の事を嫌い(コンプレックスを抱いていた?)だったように思えました。

  3. より:

    三船側は夫婦関係…いや人間関係を絶ちたがっている。一方の高橋側は夫婦関係の継続を望んでいる。
    この構図が全てじゃないですか?モラハラって表現はともかく、三船美佳にとって高橋と離れたいと思う様な出来事があったのは事実なんです。
    モラハラじゃなく美佳の為…
    毎回登場して申し訳ないのですが、うちの兄の元嫁は、兄と離婚した後に引っ越ししました。しかし何故か住所を教えていない筈のうちの兄が、引っ越し先に現れたそうです(笑)
    世間一般的には「ストーキング」以外の何物でもありませんが…
    兄が言うには「ストーカーではなく、ただ彼女の友達に住所を聞いて会いに行っただけ…そんな事に憤慨して俺をしつこく罵倒した元嫁こそストーカーだ。」らしいです。
    例え人を刺し殺したとしても人格障害にとっては、「人殺しではなく、包丁を持ってたら刺さっちゃって心臓止まっちゃっただけ…そんな事で俺をしつこく罵倒するお前たちこそ人殺しだ。俺が自殺したらどうするんだ?」
    …となるのです。
    でも僕も最近、娘の布団に入って抱きつくと物凄く怒られる様になりました(^_^;)お子さんいる方はご存知だと思いますが、子供は体温高くて暖かいんですよ。だから寒い日なんかはそれで寝るのが良かったんですが…
    娘はそれはもう嫌だそうです(;_;)せんちさんが奥さんにやる餃子と一緒で、全く悪意はないですし、もしこの件で娘に対するセクハラだと記者に囲まれたら否定しますね。

  4. さくらこ より:

    どの夫婦も 
    二人にしかわからない「事情」があるのだと思う
    ちなみに過去、夫は事あるごとに「バカ女」を連発しました
    この一言は私にとって最も嫌な言葉と知ってあえて主人は言っていました
    ある日我慢も限界で
    今度それを言ったら私はあなたと別れます!本気ですと、
    それくらい嫌な言葉なのだと大きな声を張り上げ
    宣言しました そしてきちんと謝罪してもらいました
    現在あの頃が嘘のように平和です
    でも 人格障害者であったならそうはいきませんね
    夫はただの短気な人でしたね(笑)
    自覚が出来ない人に自覚させることって誰にも出来ない
    こればかりはもうどうしようもないですね

  5. せんち より:

    *** 蘭丸さん
    人格障害者が、好きなことを言うのは、
    これはひとえに、相手の気持ちを読めないからに他ならないです。
    これを言ったら相手はどう思うか、
    相手に気を使って話す、そういうことが出来ないから、
    頭に思い付いたことを、そのまま口にするわけです。
    *** iœさん
    >三船側は夫婦関係…いや人間関係を絶ちたがっている。
    >一方の高橋側は夫婦関係の継続を望んでいる。
    >この構図が全てじゃないですか?
    ああ、そうそう。
    もう、この構図がすべて。
    離婚するのに、あれやこれや理由が必要だろうかと思います。
    「愛情がなくなった」
    このひとことで済むのではと思ったりします。
    いろいろな理由を言っても、
    このひとことで、すべてを包括している。
    何の話し合いも無意味に思えます。
    「愛情がなくなった」
    だから離婚する。
    モラハラだの何だの、あれこれ理由つけると、
    いややってない、いや言ってない、誤解だ、
    なんとか言われてしまう。
    愛情があれば、それらは乗り越えられる。
    それがなくなったから、離婚を決意した。
    それが全て。
    娘さん、可愛い
    布団で抱き着くiœさんも可愛い(笑)
    *** さくらこさん
    最も嫌な言葉と知って、あえて言うご主人、
    嫌な奴ですね。
    ボクの知ってる奴でも、そういう奴、います。
    いや、いました、か。
    もう付き合いはないですから。
    人格障害ではなかったと思いますが、
    よくしゃべって、「でも」「だけど」と必ず否定の接続で話を始め、
    やはりというか離婚している女でした。
    ご主人に、
    嫌というのは、本当に嫌なんだ、
    と理解してもらえてよかった。
    理解できるご主人でよかった。
    そこで「冗談で言ってるんじゃないか~」と逆ギレされたら、
    限りなくグレー。

  6. とーます より:

    お久しぶりです。
    皆さんのコメントを読んでいると
    文才もボキャブラリーも少ないわたしは
    コメントするのが恥ずかしくなってきます。
    書きたいことは皆さんが代弁してくれますし、
    ほんとに的を得ているので、読んでて思わず、
    そう!そう!と声を出している自分がいます。
    夫婦間や家族間の第三者(他人)が介入しずらい領域は
    周りにほんとに理解してもらえない。
    蘭丸さんのコメント、とても共感しました。
    義母が言いました。○○(旦那)とよく話合いなさいと。
    悪口でも何でもいいのよと。
    結果、100倍返しでした。言った言わないのゾンビ討論となり、
    私の言いたいことは解っていても解ってないふりか、ねじふせられておしまい。
    なんでこんなに伝わらないんだろうと思い、意思を上手に伝える本なんか購入したりもしました。
    確かに元々口下手ではあったので(笑)
    そういう部分も変につけこまれる原因だったのでしょう。
    自己愛と戦っている皆さん、せんちさん、
    インフルもまだまだ流行ってますからお体ご自愛くださいね。
    わたしが風邪ひいたもので、何だかみなさんのコメント読ませていただいて、元気になれそうです。

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