自己愛性人格障害(186) 介護業界の構造的問題 その1

崩壊する介護現場」は非常に衝撃的な書であった。 程度の差こそあれ、まるっきりボクの会社と同じことが、 別のところでも起きているのだと感慨深く思った。 なにせ、この本の記述の一語一句に既視感があり、 まるでこの本に出てくるサイコパス山田は、 実は人格障害者ウッキーのことではないかと思ったくらいだ。 そういえば舞台も小岩のある江戸川区と葛飾区で隣接している。 ボクのブログにコメントをくれた方に、 やはり訪問介護の経営者の方がいたように記憶している。 サービス提供責任者が二人、人格障害だったと。 さらにボクの知人で介護事業所を経営している人がいる。 人格障害という言葉を知らず、「性格異常者」という言葉で、 やはり似たような人物にかきまわされたと言っていた。 果たして、これは偶然だろうか? 世の中にはいろんな職種があり、 その中には様々な人がいる。 当然、人格障害者も紛れ込んでいるであろう。 しかし、人格障害が業界そのものと結び付けて語られるのは、 多種多様な業界の中で介護くらいではないだろうか。 「崩壊する介護現場」は、介護の仕事の最大の問題点は、 現場で働く人材のレベルにあると指摘している。 介護の問題点を社会保障財源や介護保険制度、 あるいは労働環境からの視点で語られることは多いが、 実は最大の問題点は、人材そのものにある。 介護の仕事をしている人たちには人格障害の割合が多い。 これはボクの実感でもあるのだが、 実は構造的なものでもある。 ***** ボクはだいたい年に1~2度、海外旅行に行っている。 そして、海外において、 自分が日本人であることで、得をした経験が数多くある。 入国の際は、日本のパスポートは信用があるので手続きが早いし、 最初ボクを韓国人か中国人と間違えて無愛想だったホテルのお姉ちゃんが、 ボクが日本人だと知ったとたん態度がコロリと変わった経験もある。 これらは全て、今の日本の爺ちゃん婆ちゃん世代の功績である。 彼らが今に至る日本の素晴らしいイメージを作ってくれたのである。 ボクたち若者は、そのイメージを次世代に繋ぐよう、 同じように日本の名に恥じない行動をとらねばならぬ。 大東亜戦争の主力となったのは大正世代である。 日本のために命を賭して国を守ろうとしてくれた方々である。 今の日本の発展は、お爺ちゃんお婆ちゃんの世代の礎の上に成り立っている。 だから靖国神社に祀られている英霊にも感謝せねばならぬ。 ボクが生まれた頃は既に日本は裕福な国だった。 しかし戦後の廃墟からそれを作ったのは今のお年寄りの方々である。 だから、爺ちゃん婆ちゃん世代こそ、 現代の豊かさを優先して享受する権利があるとボクは考えている。 幼い頃は食糧事情も悪く、 大東亜戦争では兵士として従軍、 復員してきた後は、戦後の復興を担った。 今の爺ちゃん婆ちゃん世代こそ、日本の恩人なのである。 その方々を敬い、お世話をさせていただく介護の仕事は、 非常に有意義な仕事であると思う。 彼らの若い頃の労苦に恩返しが出来る素晴らしい仕事であると思う。 ***** しかし、それでもなお、介護業界は底辺の仕事といえる。 繰り返すが、介護は有意義で立派な仕事である。 仕事内容が「底辺」なのではなく、 働いている連中が「底辺」なのである。 人格障害者が同類の仲間とのびのび呼吸が出来る安息の地、 それが介護業界なのである。 (続く)  ]]>

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8 thoughts on “自己愛性人格障害(186) 介護業界の構造的問題 その1

  1. ぽんず より:

    職業でいうなら小売り(特にスーパー)、飲食も
    底辺な人間が入りやすいという点で似ていると思います。
    むしろそれらの方が資格や経験が要らないので、潜り込みやすい。
    私も人格障害を知らないときは「性格異常者」と呼んでいました。宇宙人とも。
    最初は精神の病気なんだ。病気なら仕方ない、と自分を納得させようとしていましたが無理でした。
    今でも、そういう風にしか生きられない惨めな自己愛を見て、
    「育ちのせいでこうなったんだ。治療不可能な病気と思うしかない」と
    ふと同情心が湧き我慢しようと思うことがあるのですが、
    自己愛ぶりを見せつけられると耐えられないです。
    ところで昨日、うちのパートさんが、他部署の女性から「自己愛は独身か?」と聞かれたそうです。
    その女性の同僚が、自己愛男が気になっているらしいのですが、
    パートさんは「止めた方がいいよ。」と返したそうです。
    容姿は悪くないし、一見ハキハキして愛想がいいから
    お客さん同様に顔見知り程度だと良さげに見えてしまうんですよね。
    どの女性かわかりませんが、アドバイスを信じて引いてくれることを願うばかりです。
    パートさんも「あいつはストーカーになるタイプ」と言ってましたが、本当にそう思う。
    一線なんか越えたら、ioeさんのお兄さんのようになりそう。
    それに「僕モテるんですよ〜(笑)」とまたニタニタと周りに自慢したらウザいし。

  2. ムカムカ より:

    >どの女性かわかりませんが、アドバイスを信じて引いてくれることを願うばかりです。
    げっ!
    そんな人まで出て来てるんですね。
    自己愛くんの異常ぶり、他部署には情報が届いていないんですね。
    まぁ、事実を言うだけでも、まるで他人の悪口を言っているみたいになってしまうので、なかなか伝えにくくなってしまうのも分かる気がしますが・・・
    意地悪な考え方かも知れませんが、その方を通して、自己愛君の異常ぶりを外に伝えるチャンスのようにも思えます。
    「やめておいた方がいい」というより
    「もしも何か困ったことがあったら、力になるから、必ず相談してね」
    と言って、自己愛君の正体を直接知ってもらうのも、一つの手かなと思ったりして・・・
    万一、ストーカー騒ぎになったらいけないので、やはり止めるべきなのでしょうけれど。

  3. ひさま より:

    こんばんは
    上記の本は読んでいないのですが、介護業界は他の業種よりも人格障害者が多いのですか。
    働いている人が底辺と書かれていますが、、、
    様々なところで、介護職以外でもブラック企業はありますが、介護職はまだ新しい業種で人手不足のため、人格障害者が就職しやすい?のでしょうか。
    なぜこのような質問になったかと言いますと
    知人の娘さんがこの春、新卒で就職された先が介護業界なのです。娘さんは管理栄養士の資格をとり介護職というより栄養士として就職されたのですが、、、
    私はこのブログを読んでいましたので、介護業界に就職と聞いた時は続けられるか疑問を持ちましたが、そうとも言えず。。
    若く希望を持って就職した人が、働ける所であってほしいです。確かに、新聞の折り込み求人誌には、介護関係のものが多いですね。少し前までは看護師募集が多かったと思いますが、いまは介護関係がずっと多いです(地域性もあると思いますが)
    私もいずれ介護される側になると思います。その時、安心して任せられる所にお世話になりたいものです。

  4. せんち より:

    これは次の記事で書くつもりですが、
    介護職は、人手不足のため、ほぼ100%採用されます。
    採用されるどころか、すぐ明日から来て欲しいと言われるくらいです。
    また国が雇用対策として介護を挙げており、
    今まで無職やニート、そしてホームレスまで幅を広げてヘルパー資格をとらせ、
    介護現場に送り込もうとしています。
    つまりそういう人間が掃きだまる環境にあるのです。
    そして、そういう連中でも勤まらないので、
    離職率が異様に高い。
    ただ栄養士でしたら、会社が介護というだけで、
    実際の仕事とは別なので大丈夫かと思います。
    ただ周囲の人間には注意したほうがいいかもしれません。
    人格障害者を見破る知識は必須です。

  5. まり より:

    日本を裕福にしてきた世代のお世話=つまり古き良き日本の心を世界に印象つけた世代ですよね。時代とともに希薄になる人とのコミュニケーション、モラルの品が下がっているであろう、時代の一人として、おもいますが介護される側のモラルを損ねないように、対応できる若年層の介護士がどれだけいるのでしょうか。
    健全な精神の方なら、若さゆえの失礼を笑ってくれるかもしれないけど、不自由な体の人にとってメンタル的なコントーロールは健全者のように、おおらかにはいかないと思います。
    ご機嫌の悪いかたもおられるでしょうし。
    そんな、人とのコミュニケーションが、もっとも難しい、しかも訪問介護であった場合は尚のこと、一軒ごとに家の風習がことなり、それに合わせて快適なケアを受けてもらうということは、どれほど難しいことかと、未熟な精神の者には勤まらない仕事だと思うのです。
    そこへ未熟な精神のサイコパスが存在しやすいという傾向について、介護に必要ことが、イメージと違うのでしょうか。
    うちのサイコパスは機嫌が良いと飲み会にさそってきます。でもそれも気分次第で、拒絶してたりします。私の方が心が受け入れてないので一緒に飲まないという返しをしたら、また、悪口をいいいまくるのでしょうか、何か良い変化をもたらすのか?まさか。損得勘定で生きてるサイコパスということなので、
    今ちょうど私が、利用価値のある存在でいるためにちかづこうとしているのでしょうね。
    そうだ、人の心がわからないサイコパスは、誰かの深層心理を探りたく、分析力のある人物(普通の大人ならわかる範囲ですが)から情報収集をしたいに違いない。それによって、その情報をあたかも自分が見極めたかのように、お触れを出すに違いない。今まで何度かあったのです。私がいったことを、そのまま皆の衆へ呼び掛けたことが。いろいろかいてしまいました。
    なぜサイコパスが、介護業界に多いのか、やっぱり謎ですね。。。

  6. しまりす より:

    以前コメントを投稿させて頂いた者です。介護事業所でサービス提供責任者が自己愛でしかも自己愛採用の確変状態だった者です。当時は自己愛サ責のお陰で、完全疲弊し、お伝えしたい事は山の様にあるのに、キーボードに指を置くと怒りや疲れや落ち込みで動きが止まってしまう程で、読み返すと短文なのに2時間程かかってやっと投稿できたという状態でした。滞りなく動いていた日々の業務が、たった一人の自己愛の為に停滞どころか、マイナス・崩壊寸前にまで行きました。
    かかわると仕事どころか人生そのものが破壊されます。
    奴らがいきなり泣きわめき逆上した時、不思議と冷静に観察してしまいます。しかし今思えば、自分も奴らに対して同じように興奮して逆上してみれば良かったと思います。できれば平手の一つもくらわせたかったです。次回、またコメントを投稿させて頂く時、弊社の浅い歴史に名を残してくれた(汚点を刻みこみやがった)自己愛サービス提供責任者達のエピソードをお伝えさせて頂ければと思います。給付管理の次期なので、せんちさんもご多忙ですね。私もさっさと給付を終わらせます。

  7. しまりす より:

    追伸:自己愛の臭いかぎ分けだけは尋常じゃなく研ぎ澄まされた気がします(苦笑)

  8. aaa より:

    このブログ見てすごい納得しました
    自分が以前勤めた老人ホームにもいました。
    最初は愛想よかったのに複数の人ともめた(それも穏やかそうな人等)という話を聞きおかしいなぁ、自分が接しているときはそうでもないのにと思ってました。
    しばらくしてそいつが社長と何らかのセミナーに出席してからおかしくなっていきました。久しぶりに会って仕事すると自分に対する態度が違う、仕事を手伝おうとすると余計な事をするなといい、サポートの方に回ろうとすると仕事しろ!と怒鳴る、等上司でもないのに勝手に仕事の区分を決めて従わせようとしたり、朝の申し送りも十分にしない等色々と支離滅裂で散々ひっかきまわされました
    このブログ見るとそいつは自己愛性人格障害に当たる点がかなり多かったです ただ介護現場自体が人格障害レベルの人間が多いため、周囲や上司もそいつが障害レベルでおかしいことに気づかない、気づけない(ただでさえ認知症相手の仕事だから)=どんどん現場の(常識というか人格?)レベルが低下する 結果悪循環となるのでしょうね
    介護現場がよく劣悪だと言われるのは、仕事内容や給料もあるんですが、この現場のモラルの低下、人格障害者でも普通に働かせているせいで起こる人間関係の悪化が一番の原因だと思います

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