自己愛性人格障害(185) 年齢相応の人生経験

人格障害者は普通継続的な人間関係を築く事が出来ない。
人格障害者にとって他人は自分を引き立てる役割に過ぎず、
他人を利用することを厭わないので、
人間関係は得かどうかという基準でしか判断しないからだ。

最初は愛想よく近づいてくるが、 本性がバレてくると人が離れる。
そして離れれるとその人の悪口を吹聴して自己正当化。
これは人格障害者にありがちなパターンであろう。

人格障害者が緊密な人間関係を営むことは、
その障害ある人格を原因として不可能である。
人格障害者に離婚経験者が多いのは偶然ではない。

人格障害になる要因の一つとして親の愛情が希薄であると言われるが、
人格障害者どもは、親の愛情が希薄だったのはもちろんのこと、
それ以外でも濃密な人間関係を営んだ経験がないと思われる。

例えば恋愛経験がほとんどないまま大人になると、
ただ一度の恋愛にしがみついたり、あるいはストーカーになったりする。
偏見かもしれないが、どこか問題のある人間になるのではと思う。
「崩壊する介護現場」の著者である中村淳彦は、
「中年童貞」という言葉で、 そのような人間を論じている。

人は経験から学ぶものである。
それが失敗であれ成功であれ、
経験がなければ、それに対処する方法もわからない。
人格障害者どもは、どのように人間関係を築いていくか、
経験がないからわからない。
あらゆる意味で、年齢相応の人生経験がないのである。

人格障害だから人間関係が営めないのか、
普通の人間関係が営めないから人格障害になるのか、
おそらくどちらも正しいと思われる。
そしてこの負のスパイラルが相乗して人格障害がより強固になるのだろう。

人格障害者ウッキーの事をリアルで知っている友人は、
吐き捨てるようにこう言った。

「人格障害者ウッキーは、物をあげるか、他人の悪口を言うことでしか、
人間関係をひきとめる方法を知らない」

まさに、ひとことで、その本質を言い当てている。

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9 thoughts on “自己愛性人格障害(185) 年齢相応の人生経験

  1. ぽんず より:

    >例えば恋愛経験がほとんどないまま大人になると、
    これは人格障害だから恋愛経験がないのではないでしょうか。
    自己愛は一方的で他人の気持ちを考えられませんから、恋愛においては尚更致命的です。
    以前も書きましたが、近隣の店で働くバイトの女の子が、
    バイト帰りにうちの店で買い物をしていたのが縁で自己愛と顔見知りに。
    バイトが終わると必ず寄っている様子でした。
    自己愛は背が高く、見た目は悪くない上にハキハキして明るい感じだから好意を持ったんでしょうね。
    ところがプツッっと来なくなりました。多分、一度はデートをしたんだと思います。
    デートしたところで、自分の行きたいところにだけ連れていかれ、自分の話しかしないでしょう。
    (一度だけ自己愛と遊びにでかけた同僚のN君が言っていたので)
    私服もダサイですから、店で見る自己愛とのギャップに引いたと思います。
    それでも自己愛と結婚してしまう人はいるんですよね。
    そういう自己愛は交際時は上手く隠して付き合い、結婚後に本性を現すのでしょうか。
    人を疑わない優しい人が捕まってしまうのでしょうね。

  2. より:

    >人格障害になる要因の一つとして親の愛情が希薄
    僕は逆も多いと思うんですよ。
    小中高と、友達とか恋人と一緒にいる時間より、親と一緒にいる時間が圧倒的に長かった奴にも多いと思います。
    友達と接する事が少ないから、自分一人で世界を築いてしまい、自分だけで非現実的で変な誇大妄想が出来あがってしまうんじゃないかと思います。
    女の子とも接した事も少ないだけに、妄想だけで恋をしてしまい、いざ大人になって恋愛するとなると、変な理想押し付ける節がありますよね…よくネット上で「女は処女じゃなきゃ嫌だ!」と言うバカが湧いてますが、それが典型的ですよね(笑)
    自己愛は一人っ子や片親に多いと聞きますが、けっこう的を得ていると思います。こないだの「サイコパスな俺」に酔ってた片山も、相当なマザコンみたいですからね(笑)

  3. せんち より:

    トピックと関係ないんですが、
    面白いニュースを見つけました。
    http://www.youtube.com/watch?v=t3pZMA5275M
    兵庫県の野々村竜太郎という県義が、
    政務費を不正に支出。
    税金を使って温泉旅行に200回以上行ってたという。
    その釈明会見において、泣いて叫んで大騒ぎ。
    税金ちょろまかして温泉旅行に行っていたのが問題で、
    それに対する記者会見である。
    日本をどうとか高齢者問題がどうとか、話のすりかえである。
    都合悪いことを突っ込まれると、
    ウッキーッ!泣いて叫んで大騒ぎ。
    話をすりかえて自己弁護。
    記者もどう突っ込んでいいかわからないだろう。
    コイツ、次はないな。

  4. ひゅうが より:

    「物をあげるか、他人の悪口を言うことでしか、人間関係をひきとめる方法を知らない」とは本当にその通り。僕の場合、父がモラルハラッサーで、息子の僕と弟がターゲットになるんですが、とにかく攻撃が執拗なんですよね。これでもか、これでもか、みたいな。僕は「中年童貞」になるべく関わらないようにははするんだけれども、物事がどんなに穏便に進んでいても、突然わざわざ絡んできます。とにかく人を攻撃せずにはいられないのでしょう。はじめはあまり反応しないように受け流すんですが、バカのひとつ覚えのようにひたすら同じ攻撃を延々と繰り返すので最後は自分もブチ切れてしまいます。で、そんなブチ切れる自分自身を見るといつか自分も人格障害者になってしまうのではないかとちらっと思ったりもします。まあ、とにかく一切関わらない、接触しないのがベストなんですけど、相手が家族だし、しかも相手の方から絡んでくるので、なかなかどうしたらいいもんだか…。

  5. せんち より:

    ひゅうがさん
    ボクも、時々、人格障害者ウッキーの影響で、
    自分もそうなるんじゃないかと思う時があります。
    そもそも、こんなブログを書いていること自体、
    健全ではないじゃないかとか。。。

  6. 百舌の早贄 より:

    私は自己愛得意の決めつけで勝手に猫好きにされ散々子供じみた嫌がらせを受けました。今日猫が車に轢かれてたよ~、死んでたからゴミの日に出した、カラスに仔猫が喰い殺されてたなどの嘘の報告と猫大好き私も飼ってるアピール。
    他の動物だとどうなるのかと思い、試しにさり気なく話題を出すことで犬を飼っているフリをしてみました。すると面白いくらいに簡単に引っかかった自己愛、今度は犬の悪口を言い出しました。近所の犬がうるさい、犬は汚くて臭い、今日犬が車に轢かれてたよ~、飼い主も馬鹿で迷惑、そして犬大好き私も飼ってるアピール。わかりやすいくらい自己愛的な行動で何か研究に使えるんじゃないかと思うくらいで。
    自己愛は自分が周りをコントロールし騙す側だと思いこんでいるため逆に人から騙されやすいという特徴があるそうです。
    この自己愛も記事に出てくる女性と同じで「他人の悪口を言うことでしか、人間関係をひきとめる方法を知らない」人なんでしょう。

  7. さゆり より:

    「カマかけてやった」とか、「こう言ったらどうするのかなと思ってさ~。」とか、人を試す行為をした挙句にドヤ顔でネタ晴らしをする人ってたまいいるけれど、嫌がらせだとしか思えない。
    好きで自己愛になった人なんていません。彼らは被害者です。

  8. せんち より:

    *** さゆりさん
    ごめんなさい。
    ワシは彼らが被害者だとは思えないのです。
    殺人犯にも人権がある、という程度には被害者かもしれませんが、
    最大の被害者は、自己愛に狙われた人です。

  9. 逃亡成功者 より:

    逃亡成功者です。何度も失礼します。
    私の出会った自己愛上司は、「今迄の人生、成功しかなかった。挫折したことがない」と豪語してました(恥ずかしいセリフですね・・・今思うと)。
    ですが、私は現に逃亡してます。でもこうしてタゲに逃亡されることも、あの人の中では”大成功”なんでしょうね。フツウは挫折体験ですよね、部下に逃げられるなんて(笑)
    姑息で幼稚な嫌がらせをしてタゲを蒸発させても成功譚と捉えちゃうそのポジティブさ・・・イカレてますがある意味アッパレです。
    また、有能でワーカーホリック(仕事に邁進することで自己評価を上げてる感)だったので、一見モテますし人気者です。表面的にでしょうが、ファンも多いです。
    タゲの私だけが知っています。残酷な顔。悔しい。証拠を取っておくべきでした。録音とかで。
    長々と失礼しました。

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