自己愛性人格障害(011) 演技くさい言動

自己愛性人格障害者の特徴のひとつとして、動作や行動が演技臭くてわざとらしいことが挙げられる。とにかく良い人アピールがウザい。それを、きちんとした場で言うのではなく、さりげなく、独り言を装ったり、まわりに聞こえる大声による(聞いてるほうが)不愉快なほのめかし、しつこく繰り返されるはっきり言わない責任回避の言い訳。

前回紹介した「セレブ・モンスター」は、特に精神医学の視点からの本ではないのだが、三橋歌織の言動様子を記述した数々の事柄が、著者の意図とは別に、自己愛性人格障害の症例と見事な合致を見せている。特に印象強かったのが、とあるコンパでたまたま同席した女性が感じた三橋歌織の第一印象である。彼女は三橋歌織の印象を、全く良いものでなかったと回想している。

「トイレに行くとき、わざとこけたんだよね。男の人に気に留めて欲しいって、そういう仕草だった。意識してやってて嫌な感じだった。」

この女性の印象は、普通の感覚だろう。同情を引きたい意図的な行動、構ってもらいたいアピール、演技臭いわざとらしい行動、自己愛性人格障害の見事な症状である。

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