自己愛性人格障害(143) 「いびつな絆 関東連合の真実」

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「いびつな絆 関東連合の真実」という本を読んだ。昨年、六本木のクラブで集団暴行を受け、男性が死亡した事件があった。しかも、なんと、その男性は人違いで殺されたという不条理さ。その集団で暴行をしたグループが、関東連合である。関東連合は、あの市川海老蔵暴行事件でも有名であろう。

六本木クラブ襲撃事件の主犯は、現在も海外逃亡中であり、この本は同じグループの内部の人間が、内部告発みたいな形で書いた本である。内部告発ということで身の危険があるからか、この著者は偽名であるものの、書かれている内容から、かなり内部に近い人物であることが伺える。この著者は、現在海外逃亡中の主犯のことを 次のような言葉で評している。

「人の弱みを逆手にとって徹底的に追い込む」
「加害者の立場にいたとしても、あたかも犠牲者のように自分を捉える」
「仲間意識と被害者意識が同居したような人格」
「彼にとって仲間とは自分に同調する者のこと」

なんだか、どこかで聞いたような。さらに、ちょっと長くなるが、この主犯の人格を如実に表している部分を引用してみよう。

*****

彼は昔から、自分に不都合があったり気に食わない者がいると、片っ端から周囲の人間に悪口を力説してまわる。「あいつはひどい奴だ。普段からあいつはオマエの悪口を言っている。アイツはオマエを嫌っている」「アイツはオマエを嫌っている」これは彼の口癖の一つだった。そう力説される方も、あまりに真剣に言ってくるものだから、反論する気も起きない。アイツは裏でこんなことをしている。腹黒い裏切者だから連絡をとらないようにしてくれと、周囲の人間にも、標的の相手と連絡を取らせないようにする。「オマエの事を皆が気に食わないと言っている。オマエの事が嫌いなんだと思う。べつに俺はどっちでもいいが」決まって自分ではなく、あたかも周りが怒っているかのような伝え方をする。彼が周囲に誰かの悪口を吹き込む時は、それが仲間に対して何か悪いことをしているかのような説明であっても、たいがいは彼自身が、その相手の事を気に食わないと思っているだけのことが多い。

*****

さて、どうだろう。やはり、なんだか、どこかで聞いたような。「べつにどっちでもいいんだけどね」「本当は反対なんだけどね」。自分が意見を言った後、最後にこのような言葉をくっつける。これは人格障害者ウッキーも、責任逃れの布石として使う常套句である。自己愛性人格障害(39) 責任逃れ 改めて、こういう人物って、いるんだな。ここまで凶悪な犯罪者でなくても、ワシたちの身近にも。

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10 thoughts on “自己愛性人格障害(143) 「いびつな絆 関東連合の真実」

  1. coyu より:

    このブログを読んで大きく頷く自分がいるのと同時に、私に絡んでくる人物はやっぱり自己愛なのねと深く納得することが出来ました。
    >腹黒い裏切者だから連絡をとらないようにしてくれ
    これ、まさに私も使われましたね!!
    たまたま、自己愛が私の陰口を叩いていた相手に連絡をとることがあったとき、私が
    「(自己愛から)coyuのこと好きだから、これからもよろしくって言われたんだ~・・・」
    と呟いたら、
    「・・・えっ?はっ?どういうこと???なにソレ?信じられない・・・」
    と、相手の方が絶句してたので発覚しましたね。
    きっと、相手方の方も自己愛の被害にあいつつも、自己愛のターゲットが自分からズレたことで、自己愛に気を許し以前通り接していたんでしょうねぇ。
    まぁ、もともと相手の方は気の良い優しい方なので、自分が思いっきり傷つかない限り自己愛を断絶できないでしょうが…
    さらに私への陰口を叩いてるのが私にバレたと分かった時の、自己愛からの弁明は
    「私は言いたくなかったのに、相手がひつこくって。本当にひつこかったんだよ・・・」
    「私はcoyuのことを言ったんじゃなく、一般論を述べただけ」
    ときましたね。
    全て自分が悪くないし、都合の悪い記憶は消去されている。
    そもそも話の論点すらズレていて、自己保身だけ。
    まるで小学生とお話している気分ですが、まぁ、私は早い時期に自己愛に気がつけて良かったと思うようにしてます。

  2. 自己愛夫 より:

    小学生の方がまだ話がわかります。今時の幼稚園児でも、しっかり受け応え出来、責任感のない自己保身だけの夫に比べたら、雲泥の差。いい人に見られるために、みんなが見てるときに子供の靴を洗ったり草むしりしたり、ドアを開けて「ママ、行ってきます!」と言ったり。家や車の中と外とでは言動が違い、???だったけど、自己愛を知ってから納得。
    今までムダな努力をしたことは悔しいけど・・・。
    こうやって愚痴ることで助かっています。自己愛に遭った人でないと理解されにくい。

  3. kozu より:

    このブログを見つけてから、毎日見るのが日課になりました。本当に助けられています。
    私が入社した当初に自己愛がとても感じ良く近づいてきて、会話も楽しくいい人だなと思いました。2週間くらいから、だんだん同僚の悪口を聞かされるようになりました。
    「あいつとは関わらないほうがいい」とか「誰々がお前を悪く言っていたから俺がかばっておいたから安心しろ」とか「誰それがお前を気に入っているから気を付けろ、あいつはストーカー気質だから何かあったら俺がまもってやる。」「あいつの仕事のやり方をすると効率がわるい。」「人の悪口で盛り上がるなんてきが知れん。」「うそはいかんうそは!」書き出したらきりがないのですが、それ全部お前じゃん !って。本とに理解にくるしみ

  4. とーます より:

    自己愛を知ってから、義母・旦那の不可解な言動が
    紐解くように理解できた。
    悩んで、悩んで、相談しても
    「そんなに手伝ってくれる旦那さんなかなかいないわよ」
    と不本意な返答が返ってきて、理解者がいなくて、
    誰にも相談できなくなった。
    義母の事も、だんだん天然?腹黒い?と思い始め、
    「腹黒い天然」と思った事もあったが、
    そんな生ぬるい言葉では言い表せない何かがあった。
    旦那も私の思いやりや良心をアダで返すこと多々。
    いつしか、コイツには同情の余地なしと腹をくくった。
    こうして、いままでの辛く、悔しい思いを書くことで
    気持ちの整理ができている感じです。

  5. kozu より:

    文書の途中で送信されてしまいました、すいません。
    続きです…本当に理解に苦しみました。
    嘘がバレても「知らない俺は言ってない言ってない!俺をはめるつもりか!ウッキーっ!」て感じですよ。
    本気で自分が被害者くらいにおもってますから。

  6. 自己愛の元ブログ仲間と喧嘩した時に多かったのが、不利になると捻じ曲げた事実(てかもうほぼ嘘)で、こちらの悪口を自分のブログに書き込み吹聴…
    当然こちらは身に憶えがない為に反論して訂正をすると、「どちらが正しいか判断するのは、飽くまで見た人達であり当人同士じゃない!」と(笑)
    例えるならば…
    私がもしこの場でいきなり、「せんちさんはホモである!」とデタラメを主張したとします。【※せんちさんすいません。】
    当然せんちさんは「違うよ!ホモじゃねえよ、嘘つくなよな!」てなります。
    そこに私が「嘘かどうかを決めるのは、飽くまで見た人達であり当人同士じゃない!」と、言って反論するようなものです。
    要は自分に都合の良い嘘を着いては、それを「決めるのは見てる人達だ。」と言って、自分の体裁を守る為の嘘を「真実である可能性もあるんだ」と言う事を見てる人間に植え付けようとします。
    確かに民主主義のこの国で、物事の判断基準に於いて「大多数」って言うのは、かなり大きな物差しである事は事実ですが、自己愛はその「大多数」を、自分を守る為についた嘘を信じ込ませる為に悪用するのが厄介ですね…
    PS.せんちさん。突然変な例えにお名前を使ってしまい、申し訳ありませんでした。

  7. 自己愛夫 より:

    とーますさん
    私も、夫たちについて大分悩んだ。ただのアホか腹黒か・・・と思ってきた。私の思いやり・良心をアダで返された。利用するだけして、私が困っても助けてくれないし、喜んでいる。普通の人なら、気分が落ち込んだりしたら励ましたりするけど、自己愛は より落ち込ませたり 様子を見て喜んだり。
    自己愛性人格障害をしってから、夫たちとの付き合い方が変わった。それはよかったことだけど、頑張ってもダメだったので 何事にも頑張れなくなってしまった。面倒くさくなってしまった。
    自己愛と関わると害になるだけ。結婚を後悔して後悔もしきれない。

  8. せんち より:

    *** イズライールさん
    構わんですよん。
    ホモでも何でも使ってください。
    ただ、ボクは既婚者です(笑)
    ボクが議論していてムカつくのは「悪魔の証明」を求める奴です。
    例えば、白いカラスがいると証明するには、
    どこかで白いカラスを一羽連れてこればよいわけです。
    ところが、白いカラスが「いない」ということを証明することは、
    これは事実上、不可能です。
    イズライールさんの言う人格障害者の手口はこの応用ですよね。
    例えば、部屋の中に屁の臭いにおいが漂っている。
    人格障害者 「おい、せんち、オマエ屁をしただろう」
    せんち   「いや、俺じゃねえよ。何を根拠にそんなこと言うのだ」
    人格障害者 「だったら屁を〝していない〟証拠を見せろ」
    せんち   「んなもん、あるわけねえだろ。」
    人格障害者 「屁をしたという証拠もないが、屁をしてない証拠もない。だから怪しい」
    こんな感じ(笑)

  9. せんちさん…
    そうですね…「悪魔の証明」と「大衆論の悪用」の合わせ技って所でしょうかね(笑)
    例えば自己愛が屁をします。その場にいたのは私と自己愛の二人だけ…現実とは言え、自分が屁をした事実を受け入れられない自己愛は「二人の時にイズライールが屁をしたんだ!あいつならやりかねないだろ?」と吹聴。
    当然、現場にいない人達は自己愛の意見しか聞いていない為に、嘘でも信用します。
    自己愛「イズライール!お前、俺と二人の時に屁をしたよな?」
    イズラ「それお前だろ?」
    自己愛「嘘つけ!屁をすんのはお前くらいなもんだろ。皆そう言ってるぞ?」
    イズラ「お前が勝手に俺のキャラをでっち上げて、嘘を吹聴したんだろ(笑)そうすりゃ皆言うわ!」
    ※ここから「悪魔の証明」に切り替わる。
    自己愛「まあ…結局どっちが嘘かは見てる人が決める事で、当人同士が決める事じゃねーから!」
    イズラ「見てる人が決める以前に、事実としてお前が屁をしたんだろ?誤魔化すなよ(笑)」
    …てな感じです(^∇^)その後不毛な争いになるのは言うまでもありません。
    結局、大勢の前で良い顔したいんですね。それ自体は誰にもある事なんですが、自己愛はその手段に人を自分以下に貶める手段に及ぶわけです。
    その理由として…
    普通の人は「努力して自分を磨く」って方法が、一般的ですが、自己愛にとって努力する事は、現状の「情けない自分」を受け入れるに等しい行為で嫌なんですね。だから…現状の自分が素晴らしいと確信したい為に、他人に攻撃を仕掛けるわけです。
    「嫌いな奴はほっておく」なんて概念は、自己愛には到底辿り着かない発想でしょうね。

  10. ピロ より:

    こんばんは。22歳の学生です。
    私の元友人に、そういった人格障害と思しき人がいました。
    1.自分が不利な状況になると、言い訳を繰り返し、正当化に必死(しかもお金のかかる方法で)、それかダンマリ。
    2.自分が不利な状況になると、私を含め他の人の悪い噂(作り話)を、周囲に吹聴してまわる。
    ここで出てきた、「あいつはお前のことが嫌い」、「あいつがお前のことをわるくいっていたさ」そのままです。
    バレると言い訳の嵐。
    3.どうでもいいこと(食事中、他の人が店員に対して声を張らないなど)をいちいちあげつらい、罵倒する。ターゲットは決まって大人しそうな人。
    4.度重なる脅し行為。それが効かないとわかると途端に媚び始める。
    責任逃れでしょうかね?
    こういったことが重なり、心の中で唾を吐き捨て、関係を絶ってから1年。
    悪い噂を広げられてやしないかと、恐れながら大学に行っています。
    まだ怒りが収まりません。
    自己愛は心底下衆な野郎です。
    こうして、外に出してくださっている管理人さんに感謝します。ありがとうございます。

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