自己愛性人格障害(139) 悪い奴ほどよく眠る

黒澤明監督に「悪い奴ほどよく眠る」という映画がある。昭和35年製作で主演は三船敏郎。仕事の黒い部分を担っていた男が、口封じに自殺に追い込まれてしまう。それを知った息子(三船敏郎)が、 その会社の社長秘書となり、獅子身中の虫となって復讐を企てるという話である。しかし、三船敏郎が情を見せたことで、 復讐計画が狂ってしまう場面がある。三船敏郎はその時、吐き捨てるように自戒のセリフを言う。「俺には、まだ憎しみが足りない!」

最近、自宅の引っ越しもあり、仕事も忙しく、 ブログ更新が滞っています。いや、それは言い訳だと思う。ワシには、まだ憎しみが足りないのだろう。ワシは場を提供しているだけですので、どんどんコメント欄なり掲示板で、ワシが不在でも、皆さんどうしで交流してください。ブログを更新するには、ワシはまだ、憎しみが足りないようなので、今、それを掻き立ててます。

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5 thoughts on “自己愛性人格障害(139) 悪い奴ほどよく眠る

  1. 蘭丸 より:

    久々の更新ありがとうございます。
    黒澤監督って人間を描きますよね。怖いくらい。
    余談ですが七人の侍を初めて見た時「うぉおおおおお!あるあるある。っつーかあったわ!こーゆー事が仕事で!」って思ったの思い出しました。
    ささ。今日も自己愛の毒を抜かなきゃ。

  2. ミラーマン より:

    皆様はじめまして。ミラーマンと申します。
    この名前は、「他人を“鏡”として使う」という、よく言われる自己愛の特徴にちなんでつけました。
    某大学教授とは、特に関係有りません(笑)
    さて、私も、このブログに投稿させて頂く位ですから(皆様に比べれば全然大した事無い部類なのでしょうが)、自己愛的傾向の強い人に振り回され、洗脳され、タゲへの攻撃・伝令・スパイ役をさせられ、ある時、ふとした事で、一瞬ですが、今度は私がタゲられ、「私は何という事をしてしまったのだ、申し訳無い」と大いに自分を責めてしまいましたが、周囲の、自己愛以外の人達から、「ミラーマンは悪くない、その人からは離れた方がいい」と言われ、距離を置く事が出来ました。
    後は、お決まりのパターンです。
    離れた後も、「あの人は、何故ああなのだろう?」と、どうしても気になり、ネットで検索しまくって、「自己愛性人格障害」という、超厄介な(という表現すら生ぬるく感じられる程なのですが)性格傾向の存在を知りました。
    その後、自己愛自身の言動を原因とする自業自得の結果か、更に自己愛と距離を置く人が増え、それに危機感を覚えたのか、最近、私への“再取り巻き化”の動きを起こして来たので、こちらのブログを含めたネットや本などで学んだ知識や、今までの私自身の経験を活かしつつ、自己愛以外の友人・知人と連携を取りながら対処し、その目論見に引っかからないよう気をつけたいと思います。

    1. ミラーマン より:

      皆様も間違い無くそうだと思いますが、「自己愛性人格障害」の存在とその特徴を知った時の、余りにもそれの多くが顕著に当てはまる事に、驚きと、ある種の感激?を私は覚えました。

  3. せんち より:

    *** 蘭丸さん
    黒澤明のBlue-ray 全作品BOX(東宝)があるので、
    何度も見返しています。
    七人の侍は、普通の映画の2本分の長さがあるにも関わらず、
    その長さを感じさせない展開が素晴らしいです。
    *** ミラーマンさん
    コメントありがとうございます。
    自己が他人の鏡というのは人格障害者に限らず、
    相手の態度によって、こちらもそれを反映した態度にならざるを得ず、
    例えば相手が人格障害ならば、
    こちらもそれに応じた態度で接しねばならないと思います。
    そういった意味では、人格健常者もミラーマンです。
    周囲の人に離れた方が良いとアドバイスされるなんて稀有な例だと思います。
    皆、気付いているんですね。それは羨ましい環境です。
    大抵は、まわりの不理解にも悩まねばならないところ、
    ミラーマンさんは恵まれていると思います。
    ミラーマンさん、そして周囲の人が気付いて距離を取り始めたら、
    別の獲物を捕獲するため暗躍すると思うので、
    ぜひ、そういう被害者が増えないよう、理解ある皆で環境を作ってください。
    人格障害者の被害者を見ると、他人事ながらボクは本当に心が痛みます。
    自己愛性人格障害者の特徴を知った時、
    そしてそれがことごとく当てはまる事、
    ボクはもう、驚いたどころじゃありませんでした。
    本当に「これだっ!」と声が出て、膝をピシャリと叩きました(笑)

  4. 蘭丸 より:

    どこに書こうが迷った末にここで・・・
    >本当に「これだっ!」と声が出て、膝をピシャリと叩>きました(笑)
    という出来事が最近あったので・・・
    前職の時に部署は違えど親友になった友人とつい最近5年ぶりくらいに再会したんです。
    会うやどうも様子がおかしい。
    いや、話の水を偶然にも向けたのは私。いやさ、この数年であの女は元嫁になったんだわ。と話す私。
    そうしたら「俺ももう嫌だワ・・・別れたい。人生やりなおしたい。羨ましいわ」と彼。
    いやいや、子供もいて奥さんが働いてくれて、いいじゃないか。と私。
    ほら、月並みでしょ。お前よくよく考えてみろよ。って。独りよか家族いる方がいいじゃん。って。考え直させる社交辞令のようなもの。
    軽々しく「じゃあ別れろよ」っていうのも変だし。
    私も彼の奥さんとは電話先で話したり幾度か会った事もあるけど、そのようには見えない。明るくハキハキした奥さんだなー。という印象。
     しかし、私の夫婦仲で起きたエピソード話し始めると彼の反応が凄く、次第に今度は、彼は蘭丸の奥さんは○○についてどうだった?といった質問形式で「ウチはこうだったよ。変だと思っていたけど。」って答えると「やっぱり!ウチもなんだよ!」っていう感じになっていった。私自身も「え?それ、ウチだけじゃなかったのか?」という驚愕のエピソードもあり、つくづくやはり人格の偏りはあるのだと認識させられた。
     数々の奇行とエピソード聞けば聞くほど・・・そして、友人の奥さんと私の元嫁の性格が驚くほど一致する事が判ってしまった。
     勿論合わない部分もあるが80%は一致。
    ここまで一致する人間がやはり存在するからには、一定の性格の偏りと歪み(勿論障害)が存在するんだと改めて思ってしまった。
     友人が常々感じていた事も私と一致。
    「出掛け先や近所の幸せそうな夫婦なりカップルなりを見るたび、皆どこの家庭もそうなのか?と、こんなに辛く苦しんでいるのは自分だけではなく皆そうなのか?と。何処の家でも皆見かけだけなのか?」とずっと思っていたらしい。
     私と大きく違うところは、彼には子供がいてこの数年奥さんの性格が子供に伝染した場合の危惧をしており、でも相談するにも誰にも信じてもらえない(上記の私の対応みたくなる。皆さんもお分かりの通りの一般人の反応は「皆我慢してるんだよ。お前のところだけじゃないよ」という諦観させるアドバイスになる上、苦しみを信じてもらえない)と思っていた矢先に私と久々の再会で、私の受け答えに相当救われたらしい。
     最後にこれは自己愛性人格障害とそれに伴うモラルハラスメントというものの可能性があると教え、私は帰路についた。そして近々沢山会って話す時間を取る約束をして。
     帰り際、私自身医者ではないし自分の体験と漁った読書とネットだけが根拠であり、そして何より君には子供までいるので、もしかしたら私の誤った知識により一つの家庭を壊す事は私の望むところではないし、この障害を知った上でならある意味諦めながらも自分自身に言い聞かせながら家庭を継続できる可能性も無きにしも非ずだろうから、今度あってまた沢山話をしその上で自分で結論づけてな。と言って別れてきました。
     1年に1度くらいの年賀状のやり取りでは解らないもので、年賀状に写るにこやかな一家の写真の裏にはおどろおどろしい物が流れていると思った次第の出来事だった。
    最後に自己愛の本を郵送する約束もしたが、もしかしたら奥さんが勝手に郵便物を開ける人だったらヤバイから、今度直接渡そうかと言うと
    「いや、絶対に自分の事が書かれていると解らないよ。アレは」っていう答えが返ってきて、「ああ、ほぼ確定だわ」と思った次第。
    身バレを考慮して細かいエピソードは敢えて省きました。

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